北朝鮮の水爆実験で極東でも地政学リスクが高まる

優利加さん
優利加さん

昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +9.72 @17,158.66, NASDAQ -11.66
@4,891.43)。ドル円為替レートは118円台後半の円高方向へ動いた。東証1部では、上昇銘柄数が359に対して、下落銘柄数は1,493となった。騰落レシオは73.15%へ低下した。東証1部の売買代金は2兆4307億円。

悪い時には悪いことが重なるものだ。前場で北朝鮮が水爆実験を実施したと報道され円高が進み、TOPIXも日経平均も大きく続落した。今日で年初から3営業日連続で下げたが、1995年以来21年ぶりの記録である。日経平均はこの3日で842円下げた。中東の地政学リスクに加え、極東でも地政学リスクが高まってきた。しかし、北朝鮮の核実験の影響はすぐに消化されるだろう。もっと厄介なのはサウジアラビアとイランの対立が激化して中東の地政学リスクを高め、原油安が続く中で資金に窮してサウジアラビアをはじめとする産油国がオイルマネーを日本株から引き上げることだ。午後11:50現在、米国株も大幅下落している(DJIA
-231, NASDAQ -60)。

TOPIX -16 @1,489
日経平均 -183円
@18,191円

33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、鉱業(2位)、その他製品(3位)、非鉄金属(4位)、鉄鋼(5位)となった。


優利加さんのブログ一覧