23日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。大引けは前日比127円97銭(0.97%)高の1万3312円93銭だった。終値で1万3300円台に乗せたのは7日(1万3360円4銭)以来、11営業日ぶり。米金融機関の四半期決算が出そろい、市場が警戒したほど悪くない内容が相次いだことや22日の米株式市場で金融株が上昇したことを手がかりに、みずほFGなど大手銀行株が堅調だった。米国発の信用不安がひとまず後退したことで、これまで売られていた銘柄を買い戻す動きも顕著になり、URBANなど新興不動産株の上昇も目立った。東証株価指数(TOPIX)も続伸。11営業日ぶりに1300台に乗せた。
外国為替市場で円相場が1ドル=107円台前半で推移し、前日の東京市場と比べて円安・ドル高で推移したことからトヨタなど輸出関連株が買い先行で始まった。もっとも午後に入ってからは戻り待ちの売りが出てトヨタは小安い水準で推移した。


