今年の最終週は、まさに掉尾の一振でした。
しかも、2015年の大納会に日経平均が何とか19000円台を回復し
良い形で一年を締め括ることが出来たと思います。
また、個人的には外資系証券の先物手口に救われた一年だったとも感じています(^_^;)
因みに、指数の年間騰落率は以下の通りです。
日経平均+9.07%、TOPIX+9.93%、日経JQ平均+12.00%、マザーズ指数-2.48%
残念ながらマザーズ指数だけマイナスという結果に終わり
個人投資家は思いの外苦労したのではないかと思われます。
ところで今年の日経平均は、年初の2日間で567円下落するという軟調なスタートとなり
その結果「節分天井・彼岸底」というジンクスが完全に覆されました。
主な原因は、グローバルマクロ系ヘッジファンドの仕掛けであったことが後に判明しましたが
ABNアムロとニューエッジの先物手口(1月~2月)がそのことを物語っていた様に思います。
また、G.Sの先物・オプション手口(売り玉のロールオーバー)の影響も考えていましたが
その後3月13日(MSQ)を境に、日経平均が2万円台を目指す展開になったことで
想像が確信に変わりました。
つまり再び売り玉を6月にロールオーバーさせるため、買い戻しを始めたことが
日経平均2万円超えの一因になったのではないかと考えています。
そして、その時と全く同じ状況が11月上旬から12月SQの間に起こっており
やはりこの間の日経平均株価も、一時2万円台(12/1)を回復するなど上昇基調が続きました。
何れのケースも、「G.S恐るべし!」と改めて感じた事例だったと思います。
その他、8月中旬~9月の暴落相場では、ヘッジファンドと関わりが深い外資系証券
「JPモルガン、ABNアムロ、ニューエッジ」等の手口から
CTAに代表されるハゲタカファンドの関与を推測することが出来ました。
この様に、目先の地合いを判断するうえで
内外大手証券の先物・オプション手口は「マクロ環境・ファンダ・テクニカル」以上に
実践面で大きな手掛かりになる様な気がします。
そう考えると、2016年のスタートは、日経平均先物12月限を
3月にロールオーバーしたG.Sの動きがポイントになることはほぼ間違いなく
年初から、しっかり監視を続ける必要があると感じています。
一方イベント関連ですが
年明け早々通常国会が開催される予定なので
補正予算に対する思惑等から、公共事業や国策関連銘柄が注目されると思います。
また2月にTPP締結の可能性があることから
事前に関連銘柄が物色される可能性もありますし
参院選が近づけば、必ず選挙関連銘柄が買われます。
来年のマクロ環境は決して順風漫歩ではないと思いますが
こうしたチャンスを確実に生かすことが、2016年相場を勝ち抜く秘訣だと考えています。
因みに、私は暇人なので、年末年始も時間が許す限り日記を書くかも知れませんが
今日で2015年の相場は終了しましたので、一応ここで区切り付けたいと思います。
今年一年、大変お世話になりました!m(_ _)m
皆さん!どうぞ良いお年をお迎え下さい! ◆\(・・)/◇
