エントリーポイントの重要さ③

[はしおfxさん]

少々具体的に、リスクリワードの観点から考察してみます。まず、ドル円のロングで押し目を拾いたいとき、120円119円118円で3枚買い下がるのと、119円でまとめて3枚注文するのとでは、どう違うでしょうか？これはどこでプライスが反転するのか、もしくは反転しないまま損切りになってしまうのかで決まってきます。仮に118.5で反転したとすれば、119円3枚の後者に収益率は分が上がります。しかし、119.5で反転した場合はどうでしょう。後者は指値が刺さらずにノーポジのまま取り残されてしまうことになります。かといって前者も1枚だけのポジションなのでそんなに収益率が良いわけでもありません。次に、実は反転せずに暴落してしまったとしましょう。この場合は、実は両者とも同じ損失になります。この２通りのエントリー方法について、どちらが正解とは言えません。ただ、とるリスクは同じ。そしてエントリーポイントを引っ張れば引っ張るほど収益率は上がる、ということです。理想は反転しそうなポイントの手前でまとめてポジションを持てることです。そのためにテクニカルなどで押し目を計ることになります。これはかなり上級者向けのエントリーだと思います。分散して買い下がる方が初心者向きと言えるでしょう。