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投資顧問無料8111ゴールドウイン

8111 ゴールドウイン
スポーツウェアの中堅企業で、23日にグループ会社であるカンタベリーオブニュージーランドジャパンが、ラグビー日本代表のオフィシャルサプライヤーとして公益財団法人日本ラグビーフットボール協会と2016年度以降の契約を締結、引き続き2019年ラグビーワールドカップ日本大会を包含した複数年、ラグビー日本代表をサポートしていくことが決まった。また、アンダーウエアに関しては、同社のウエア「C3fit(シースリーフィット)」を提供していくことも決まった。
ラグビー日本代表は、今年イングランドで開催されたワールド杯プールBの予選緒戦で、世界ランク上位の南アフリカに勝利するなど、4戦3勝の好成績で日本におけるラグビー熱をいっきにヒートアップさせた。
そのラグビー日本代表にジャージを提供するサプライヤーである。足元の業績は、アウトドア「ザ・ノース・フェイス」が好調で、中間決算の実績は10月に期初計画を上方修正発表した数値どおり、業績改善ペースが加速している。
ラグビージャージもレプリカを求める人が増加するなど、販売好調が伝わる。
会社側の通期業績計画は、売上高580億円(前期比+1.0%)、営業利益25億円(+3.6%)、経常利益41.5億円(+1.5%)、純利益35.6億円(+2.6%)、1株当たり純利益305.4円見込みとする。第1四半期時点では営業利益段階から△5.2億円と赤字だったのを、前期並みに戻す手堅い業績予想になっているが、若干、上振れ着地するとの見方が市場では大勢。
また同社はSpiber(スパイバー)=山形県鶴岡市に30億円を出資、同社が人工的に製造した強靱かつ柔軟な「蜘蛛の糸」を現代技術によって繊維製品化した、クモフィブロインベースのタンパク質素材「QMONOS」を用い、THE NORTH FACEの”ANTARCTICA PARKA”をベースにしたアウタージャケットのプロトタイピングに成功している。このプロトタイプ製品は「MOON PARKA(ムーンパーカー)」と名づけられて、同社のホームページで写真を見ることができる。
クモフィブロイン(タンパク質)の新素材は、伸縮性と強度に優れ、石油由来のケミカル材と異なり環境適合的なアウトドア製品になる。
同社では16年末に製品発売を計画している。またSpiber(スパイバー)=慶應義塾大学先端生命科学研究所でクモの糸を研究してきた関山和秀氏が代表=も16年に上場の可能性があると見られている。
複数の強力なポジティブ材料を内在するため、16年の市場でゴールドウインは株価を上昇させていく期待が大きい。
市場コンセンサスの今期業績予想は、売上高585億円(前期比+1.8%)、経常利益43.5億円(+6.3%)、純利益37.2億円(+7.1%)、1株当たり純利益324.0円予想としている。
コンセンサス寄り着地の確度が高いので、1株当たり純利益324円での当面の株価試算は、6400円付近の評価がありそうだ。中期的Holdで良好結果が得られると見ており、具体的な数値は記載しないが、スイングトレード取組みの想定目標を超えてくると期待している。買いメドは5960円前後まで、想定の取り組み期間は3-4週間程度。想定目標株価は@6400円付近への上昇を期待。
一方、損切りについては4790円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
なお、取得株価、想定目標株価、損切りラインなどは、あくまでも参考値としての目安記載であり、投資家個々にリスク許容度などトレードの感覚は異なるため、ご自身の取引ルールやご判断を優先することが大切になる。
(25日終値@5810円に対する目標株価の想定上昇率+10.1%前後)
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