22日の米国株式相場は大幅に反発。ダウ工業株30種平均は前日比135ドル16セント高の1万1602ドル50セントで終え、6月25日以来の高値となった。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりの反発で、終値は24.43ポイント高の2303.96。原油先物相場の下落に加え、大幅赤字を計上した米銀大手ワコビアの上昇をきっかけに金融株が軒並み買われたことが、相場全体を押し上げた。
ワコビアは4―6月期決算で約87 億ドルの最終赤字を計上したが、幹部が普通株発行による増資の計画はないと述べたと伝わった。人員削減などリストラ策が報じられたこともあり、約27%高と急伸。バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)やシティグループ、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)など金融株が大幅高になった。


