7月22日の日経平均は、381円という大幅な上昇。日足では転換線を大きく上抜けた。7月14日のざら場の高値とちょうど顔合わせ、週足をみると基準線13146をわずかに上にぬいたところでとまっている。大きな陽線で日足のRCIも上昇し始めており、目先は底をうったと思われるが、MACDは深いマイナスで、日足の雲が基準線はまだずっと上であり、下げトレンドを本格的に転換するには、まだ先は長そうだ。週足も転換線をきちんと超えられていないので、まだ自律反発の域をでていないので、もう少し調整があるかもしれないが、この水準をこえてくれば、転換線までのリバウンド局面に入ることになる。月足をみると、月足のRCIは引きつづき上昇しており、雲の下限でちょうど反発している形であり、二番底が形成されているのではないかと期待したい。
22日のNYダウも11620・05と135ドル上昇。日足の基準線をこえてきており、日足のRCIも急上昇しており、反騰の雰囲気がしている。(よくみると、7月10日の雲の切れ目があり、転換を示唆しているが、見事に局面がかわっている)週足ではまだ転換線にも基準線にもとどいていないので、まだ調整があるかもしれないが、月足も雲の上限で反発しており、月足のRCIもぴくりと上昇し始めている。空売り規制がきっかけになっているのかもしれないが、原油の下落がダウを支えていると思われる。
WTIは日足では雲の中に転落、MACDはゼロラインを割り、RCIも下降。週足でも転換線を割っており、MACDも下げに転じ、RCIも下降しており、どうやらこの一年の狂乱上昇相場は終わったと思われる。一方10年もの米国債は、4.10%で、基準線をこえ、さしあたりは上昇局面にある。こうした動きを受けてドル円でもドルは堅調。基準線106.25をこえて107円台にすすんでいる。週足も転換線を保っている。月足RCIも上昇、転換線を超えておりドルはしばらく堅調と思われる。
アメリカの一般企業の決算はあまりおもわしくないようだが、金融機関の決算はなんとか乗り越えたということもあり、原油の下落でインフレ懸念が後退。これを背景にNYが底がはいったのであれば、日経平均もしばらく強い局面が期待できるかもしれない。