6月米消費者物価1.1%上昇、前年比は17年ぶり5.0%

kuma_kuroiwaさん
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 米労働省が16日発表した6月の消費者物価指数(1982―84年の平均値=100)は218.815となり、季節調整済みで前月比1.1%上昇した。上昇率はハリケーン・カトリーナの影響で物価が急上昇した2005年9月(1.3%)以来、2年9カ月ぶりの高い伸び。同月を除くと、第二次オイルショック後に物価が上昇した1982年6月(1.1%)以来、26年ぶりの高い水準となる。
 6月の消費者物価は前年同月比でも5.0%の上昇と、91年5月(5.0%)以来、約17年ぶりの高い上昇率だった。米経済のインフレ懸念が一段と高まりそうだ。
 変動が大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.3%の上昇。上昇率は5月より0.1ポイントの拡大にとどまった。市場予測の平均は全体で0.7%、コアで0.2%の上昇で、共に予想を上回った。
 品目別ではガソリンなどエネルギー価格が前月比で6.6%上昇。5月に比べ上昇率が一気に2.2ポイント拡大し、全体を押し上げた。食料価格も同0.8%の上昇。原油など世界的な商品相場の高騰が響いた。


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