「波乗り投資法」では、退職後の世代を「遊ぶ」世代として、それまでに増やした資金からの配当金で豊かな生活を楽しむことにしています。
NISA、若い人が長期に資産を形成するにはいい制度ですが、分離口座のため使い勝手が悪く、100万円の枠でえられる節税効果も、配当金からの4,000円(配当金を年間2万円として)程度では、手間暇かける割には大した額ではありません。
そのため、遊ぶ世代にはNISAをあまり勧めていません。口座を開設しても、使用していない人も多いようです。でも、せっかくの制度を無駄にするのも考えものです。
なにしろ、今は退職後でも年金に税金がかかり、株からの収入にも住民税や保険料などにも反映されるご時世です。この際NISAを「遊び」に活用して、小遣い稼ぎに利用してはいかがでしょうか。
NISAを今年度の枠が余っていれば、「掉尾の一振」に使うのです。
株式投資は実際に売り買いしないと、相場感覚が掴めなくなります。ただ、使い方にはちょっとした工夫が必要です。塩漬けとなった場合に備えて、長期保有しても問題のない銘柄を見つけることをお忘れなく。