18日の米国株式相場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比49ドル91セント高の1万1496ドル57セントで終えた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、同29.52ポイント安の2282.78で終えた。シティグループが発表した決算が市場予想を上回ったことなどを受け、金融株を買い戻す動きが続いた。
ダウ平均は週間で396ドル上昇し、週間ベースで5週ぶりに上昇した。早朝にシティが発表した4―6 月期決算が市場予想ほど悪化しなかった。売り方による買い戻しなどが膨らみ、シティは約7%上昇。21日に決算発表予定のバンク・オブ・アメリカなどにも買いが続いた。前日夕に大幅な赤字決算を発表したメリルリンチも上げに転じて終えた。新株発行による資本調達を検討していると報じられた連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は約10%の上昇。連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)も大幅上昇した。


