東証続伸 銀行株などに買い戻し、商いは低調

kuma_kuroiwaさん
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 17日の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。大引けは前日比127円15銭(1.00%)高の1万2887円95銭だった。16日の米金融株の上昇を受け、大手銀行株や証券株、ノンバンク株、不動産株など金融不安を背景に売り込まれていた業種に買い戻しが入った。ただ、発表が本格化している海外金融機関の4―6月期決算の内容を見極めたいとして見送り気分は強く、商いは低調。朝高後は小幅な値動きに終始した。東証株価指数(TOPIX)は反発した。
 昼休み時間中に中国の国家統計局が4―6月期の国内総生産(GDP)を発表した。実質成長率は前年同期比10.1%で、1―3月期の10.6%から鈍化した。もっとも中国株式相場の反応は鈍く、日本株への影響も限られた。大引け間際は17日発表予定のメリルリンチやJPモルガン・チェースの決算や市場の反応を見極めたいとして積極的な売買が一段と細り、相場は膠着感が強まった。


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