「あまりの弱さが気に入らない」と感じて、
売り長にしてしまった翌日、
意味不明な強引な買い上げにより、スイング玉はひどい目に遭った。
特に爆上げ初日がひどかった。
なにしろ、売り上がってしまったからだ。
二日目の爆上げで、スイング売り玉を処分しながら、
ハタと思いついた。
何で一方向にこうも動くのか理由はわからなくとも、
とにかく順張りなスイング玉を建ててスクエアにするか、
順張りに身を委ねるべきなのだ。
いっそのこと、これは新興市場のデイトレード銘柄で
トレードしているのだと思えばイイのだ。
新興市場で稼ぐデイトレーダー達は、
大きく動きそうな銘柄を探すのが、
毎日の大事なルーティンだ。
もみ合いトレードが得意なオイラは、
こういう大事なトレードの存在を忘れていたのだった。
いや、今ホントウに、
「順張り」の意味を理解・体得できたのだ。
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そこでスイング玉の建て方に、工夫を凝らすことにした。
相場が一方向で日数が経ってくると、
売り玉も買い玉も、枚数が増えてくる。
この部分は、今までもそうだったが、
これに、直近高値・低値をブレイクされたら、
ブレイクされた方向へ追加スイング玉を建てることを鉄則とする。
(仕事中で相場に張り付いていられないときには、逆指し値を利用する)
ここで己の相場観なんかと闘っていてはダメだ。
機械的なトレードに徹する。
するとどうだろう、
ますます負けにくい体質になってくる。
ひょっとしたら、ラリー・ウイリアムズの背中が視えてくるかも知れない。
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デイトレードの方の戦績だが、
ダメだったらスイング玉として保持するという
イカサマっぽいやり方も含んでいるのではあるが、
稼働20日間で、78戦77勝1敗となっている。
この上に、スイングトレードの負けを最小にでき、
逆にスイングトレードの勝ちが出た場合に、
今までとは雲泥の差が結果に出るだろう。
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それにしても、今回の爆上げ相場なのだが、
たいした材料もなく、こうした相場を実現した買い方の戦略に、
呆れると同時に、不思議な感動を覚えている。
こんなでっかいことを仕掛けられるのは、
GS君なのだろうか???
でも、お蔭でオイラは、
やっとまともな相場の取り組み方に目覚めることができたので、
心から感謝しているってわけ。
映画「スティング」で
ポール・ニューマンが演じていた役にでも、
自分がなったかのような気分だ。