概況

ヒロろんさん


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【1】NY市況
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□ダウ工業株     

 17477.40(+ 69.15)△0.40%


□ナスダック      

 5048.24(+ 14.68)△0.29%


□S&P500     

 2091.54(+  8.15)△0.39%

□ダウ輸送株      

 8318.70(+ 53.27)△0.64%


□半導体株(SOX)   

 631.04(-  3.83)▼0.60%

□NY原油先物( 9月限) 

 42.50(+ 0.27)


□NY 金先物(12月限)

 1112.70(- 2.90)

□バルチック海運指数  

 1055   (+  9)

□為替      

(対ドル)124.30(前日比0.03円高)
        

(対ユーロ)138.06(前日比0.29円高)

□CME日経225先物

 20585(+ 75)※大阪先物比



 先週末14日のNY株式市場は上昇。好調な経済指標やギリシャ支援の正式決定を好感して買いが優勢となりました。

 先週は中国の人民元切り下げで世界のマーケットが動揺しましたが、市場は落ち着きを取り戻し、この日の朝方発表された米経済指標を好感して買いが入りました。

 米労働省が発表した7月の卸売物価指数は前月比0.2%上昇と、市場予想を上回る伸びで3カ月連続の上昇。米連邦準備理事会(FRB)が発表した7月の鉱工業生産指数も予想以上の上昇となったことから、米経済は順調に回復しているとの見方が広がったことに加え、前日に6年5カ月ぶりの安値を更新していた原油相場が反発したことも株式相場を支援しました。

 週末を控えての様子見ムードや、ミシガン大学調査の8月の米消費者信頼感指数(速報値)が市場予想に反して低下するなどのマイナス材料もありましたが、ユーロ圏財務相会合でギリシャ支援を正式に決定したとの報道を好感した買いが入り主要指数は引けにかけて一段高。ダウは続伸、ナスダックは反発して取引を終了しました。

 S&P業種別指数では、公益(電力・水道等)、金融、資本財(機械等)などが上昇した一方、エネルギーのみが小幅に下げました。

 個別銘柄では、この日発表した四半期決算で売上高が市場予想を上回った百貨店のJCペニーが大幅高となり、同業のノードストロームも前日発表の増収増益決算を手掛かりに上昇。アクティビスト(物言う投資家)の株式保有が明らかになった食品流通のシスコ・コーポレーションが急伸。アナリストが投資判断を引き上げた化学のデュポンが上昇しました。

 一方、16年度の設備投資を大幅に増額する計画を明らかにした半導体のマイクロン・テクノロジーが急落。売上高見通しが市場予想を下回った半導体製造装置のアプライド・マテリアルズも下落。バイアコムやコムキャストなどのメディア株が下げ、セルジーンやアムジェンなどのバイオ医薬品株の一角も軟調でした。

 ダウ構成銘柄では、デュポン、シスコシステムズ、ゼネラル・エレクトリック、キャタピラー、トラベラーズ、アップルなどが上昇した一方、エクソンモービル、ベライゾン、ディズニー、プロクター&ギャンブルなどが軟調でした。

 NY原油先物(WTI)は反発。前日の取引で約6年5カ月ぶりの安値を更新しましたが、この日は良好な米経済指標を好感した買いが入りました。一方、NY金先物は週前半の上昇の反動で続落して取引を終了しました。




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【2】本日の注目点と話題
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◆先週末の日経平均株価は前日比76円安の2万0519円で取引を終了。週間では205円(0.99%)安でした。

 先週末の上海総合指数は前日比10ポイント高の3965で、7月24日以来3週間ぶりの高値水準。週間では221ポイント(5.91%)高でした。

 先週は中国人民銀行(中央銀行)が景気浮揚策として人民元の対ドルレートを3日連続で切り下げており、人民元安は中国の輸出企業の収益にプラスに作用するとの見方が上海株の上昇を後押ししました。

 先週末のNYダウは続伸(上記NY市況参照)。週間では104ドル(0.60%)高です。

 CME日経225先物は2万0585円で、先週末の東京市場の日経平均終値2万0519円と比べ60円ほど高い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 2万0624円 一目転換線


 2万0607円 5日線


 2万0585円 CME日経先物


 2万0540円 8月SQ値


☆2万0519円 先週末終値


 2万0513円 25日線


 2万0500円 心理的節目


 2万0455円 13週線


 2万0297円 75日線



◎本日の経済指標
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 08:50 4~6月期国内総生産(GDP)速報値


 4~6月期GDPの民間予測の中央値は前期比年率1.9%減で、3四半期ぶりのマイナス成長になる見通しです。

 海外では、米ニューヨーク連銀が発表する8月の同州の製造業景気指数の他、8月の米住宅市場指数、6月の対米証券投資などの発表が予定されています。



◎主な決算発表
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 15:00

 ドンキホーテ(7532)、総医研(2385)



◆その他のトピックは、爆発事故で世界4位の天津港が機能マヒ・経済にも影響、70年談話に対する各国の反応はまだら模様、損保10月から企業向け火災保険料値上げ、日本株投信に個人マネー・7月は2年2か月ぶりに4千億円超が流入、402社が最高益・4~6月期決算、マザーズ指数が3カ月ぶり安値、郵政3社11月上場へ、経済白書「現在はデフレではない」・「脱却」は見送り、国土利用計画・公共事業拡大に含み。

 自動車各社が小型SUV相次ぎ投入、百貨店各社は高価格帯の旅行事業拡大、三井物産がインドの医薬品市場に参入、私鉄大手16社の4~6月輸送人員は3.6%増、住友大阪セメが地盤改良材増産・五輪や復興需要で、キーコーヒーがインドネシアで家庭用参入、江崎グリコがアイス増産、NECがクウェートでプラント通信設備受注、ソフトバンクが糸魚川で地熱発電、第一稀元素が触媒材の生産能力増強、JCRファーマが筋ジストロフィー治療薬開発へ。

 東燃ゼネが今期予想を上方修正、サイバダイン4~6月は2億6700万円の最終赤字、コナカの10~6月は純利益21%減、ひらまつ4~6月最終益3%増、Dガレージの前期最終益78%増、IBJの1~6月単独税引き利益41%増、CTS株は21日付で第1部指定、EAJが8月末現在の1株を2株に分割、レントラクスが9月末現在の1株を3株に分割・・・等々。



◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 18日(火)

 7月の首都圏マンション市場動向
       

 7月の中国主要都市の新築住宅価格
       

 7月の米住宅着工件数



 19日(水)

 7月の貿易統計
       

 7月の訪日外国人客数
       

 7月の全国百貨店売上高
       

 7月の米消費者物価指数
       

 FOMC議事要旨



 20日(木)

 7月のコンビニ売上高
       

 8月の米フィラデルフィア連銀景気指数
       

 7月の米中古住宅販売件数
       

 7月の米景気先行指標総合指数



 21日(金)

 7月の食品スーパー売上高
       

 7月の全国スーパー売上高
       

 7月の各国PMI速報値


◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 転換注意日

 <相場高低判断> 前場保合えば後場高し


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