概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株     
 17348.73(-162.61)▼0.93%

□ナスダック      
 5019.05(- 40.30)▼0.80%

□S&P500     
 2079.61(- 17.31)▼0.83%

□ダウ輸送株      
 8299.99(- 61.05)▼0.73%

□半導体株(SOX)   
 618.32(-  5.69)▼0.91%

□NY原油先物( 9月限) 
 40.80(- 1.82)
□NY 金先物(12月限)
 1127.90(+11.00)

□バルチック海運指数  
 1031   (- 15)

□為替      
(対ドル)123.87(前日比0.38円高)
        
(対ユーロ)137.17(前日比0.22円高)

□CME日経225先物
 20100(-130)※大阪先物比



 19日のNY株式市場は続落。利上げが意識されたことや原油安が相場を圧迫しました。

 中国・上海株の不安定な動きや日欧の株式相場が下落した流れを受けてNY株式市場も売りが先行。朝方発表の7月の米消費者物価指数(CPI)は小幅なプラスで、上昇率は市場予想を下回りましたが着実な物価上昇が利上げを意識させ、ダウは一時228ドル安まで下げ幅を拡大しました。

 予定時刻より15分前倒しで発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月28~29日開催分)で、ほとんどのメンバーが物価などの面から利上げの条件がまだ満たされていないと判断していたことや原油安や中国のリスクを議論したことが明らかになり、思ったよりもハト派的な内容との受け止め方で買い戻され指数は前日終値付近にまで値を戻す場面もありました。

 その後、原油相場の下落などにより世界的な景気の先行き不透明感が改めて意識されたことや、年内利上げは動かしがたいとの見方を背景に再び売りが強まり主要指数は続落して取引を終了しました。ダウは1月30日以来、約6カ月半ぶりの安値で取引終了です。

 S&P業種別指数では、公益(電力、水道等)が上昇した一方、エネルギーや素材(資源等)、生活必需品(日用品、飲料等)などの下落が顕著でした。

 個別銘柄では、原油安による収益悪化懸念でシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー株が軒並み安。フリーポート・マクモランやリオ・ティントなどの資源株も売られ、中国関連の非鉄のアルコアや建機のキャタピラーなども値を下げました。M&Aを発表したHDDメーカーのシーゲート・テクノロジーは財務懸念から大幅安となっています。

 一方、増収増益決算を発表したホームセンター大手のロウズが上昇。通期の利益見通しを上方修正したディスカウントストアのターゲットも堅調でした。アナリストが投資判断と目標株価を引き上げたグーグルも上昇。金相場の上昇を受けてゴールドコープやニューモント・マイニングなどの産金株が軒並み高となりました。

 ダウ構成銘柄では、シェブロン、エクソンモービル、インテル、ユナイテッドへルス、キャタピラーなどが下落率上位。一方、マクドナルドとナイキが小幅高で取引を終了しました。

 NY原油先物(WTI)は急反落。週間の在庫統計で原油在庫が市場予想に反して大幅な積み増しとなったことが売りを呼び、終値ベースとしては09年3月3日(40.15ドル)以来、約6年5カ月ぶりの安値を更新しました。

 一方、リスクを嫌った逃避資金の受け皿として金に資金が流入し、NY金先物は反発しています。




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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆昨日の日経平均株価は前日比331円安の2万0222円で、7月13日以来の安値で取引を終了。

 NY株は続落。原油先物(WTI)は急反落し、約6年5カ月ぶりに40ドル台で取引を終了しました。

 CME日経225先物は2万0100円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0222円と比べ120円ほど安い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 2万0452円 13週線

 2万0321円 75日線

☆2万0222円 昨日終値

 2万0166円 100日線

 2万0100円 CME日経先物

 2万0033円 一目雲上限

 2万0000円 心理的節目

 1万9987円 26週線




◎本日の経済指標
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 08:50
 対外対内証券売買契約

 14:00
 7月の粗鋼生産量

 15:00
 投資部門別売買状況

 16:00
 7月の全国コンビニ売上高


 海外では、米国新規失業保険申請件数(週間)、8月の米フィラデルフィア連銀景気指数、7月の米中古住宅販売件数、7月の米景気先行指標総合指数、7月の北米地域の半導体製造装置BBレシオなどの発表が予定されています。

 また、本日は欧州中央銀行(ECB)向け32億ユーロのギリシャ国債の償還期限となっています。




◆その他のトピックは、11月上場の郵政3社すでに人気上々・初回売り出し1.5兆円、IPOインデックスが約1カ月ぶり低水準・直近上場銘柄の下げ目立つ、ガソリン価格が6週連続下落、7月の日本製半導体製造装置BBレシオ1下回る、14日現在の信用評価損益率-7.61%・3週連続悪化。

 ファストリが週3日制導入、ソフトバンクのアローラ副社長が600億円分の自社株買い、キリンがミャンマーのビール最大手を買収、天津爆発の影響拡大・トヨタ操業停止延長、トヨタが部品各社に値下げ要請再開、トヨタが鉄鋼大手と車鋼板6千円下げで合意、三菱自がインドネシアに戦略車投入、ファミマとユニーの経営統合合意は来月以降に延期、シャープが米社と共同で衛星アンテナ開発へ、パナ空気清浄器の国内生産を5割に上げ。

 ANAが羽田―大島線から撤退、ジェットスターは関西―大分線など運休、楽天がアプリストア開設、新日鉄住金が今期増配へ、イチネンも今期増配、あいHD前期純利益最高、米系ファンドがT&Kなど株買い増し、東洋紡ROE8%へ、日東エフシーとビジ太田昭が26日から1部に、丸和運機関とアシードHDが9月末現在の1株を2株に分割、シノブフーズが自社株取得枠など。




◎明日の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 21日(金)
 7月の食品スーパー売上高
       
 7月の全国スーパー売上高
       
 7月の各国PMI速報値


◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 
 吹き値売り 突込み買いの日

 <相場高低判断> 
 意外の高値あらん



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