16日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに小幅に反発。大引けは前日比6円24銭(0.05%)高の1万2760円80銭だった。米半導体大手インテルが15日に発表した四半期決算は売上高が市場予想を上回ったため、国内の値がさハイテク株にも需要が底堅いとの連想で物色の矛先が向かった。日経平均に対する寄与度の高い東エレクやアドテストが上昇し、日経平均は底堅い値動きとなった。ただ米国発の金融システム不安や国内外の景気減速に対する警戒感は根強く、取引時間中にたびたび下げに転じるなど方向感を欠く展開だった。東証株価指数(TOPIX)は4日続落。


