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【1】今日の相場
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◎日経平均
17891.00(-343.74)▼1.89%
◎TOPIX
1470.83(- 32.30)▼2.15%
◎売買高概算 24億3433万株
◎売買代金概算 2兆4053億円
◎時価総額 530兆9205億円
◎値上り銘柄数 183
◎(年初来)新高値 14
◎値下り銘柄数 1678
◎(年初来)新安値 8
◎変わらず 39
◎騰落レシオ(25日)
102.08%(前日比7.63%低下)
◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗
●●○○○○○○●○●● 58.3%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-0.42%
75日線比-7.50%
◎為替
(対 ド ル)119.69(前日比0.02円高)
(対ユーロ)136.45(前日比0.06円高)
◎出来高上位
1.三井住友建<1821>
109円(- 50円)33878万株
2.みずほ <8411>
229.9円(- 5.3円)14027万株
3.三菱UFJ<8306>
732.8円(- 26.9円) 6826万株
4.シャープ <6753>
145円(- 3円) 4683万株
5.神戸製鋼 <5406>
149円(- 6円) 4424万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
13500円(- 570円) 1937億円
2.トヨタ自 <7203>
7188円(- 128円) 750億円
3.ファストリ<9983>
42730円(+ 470円) 593億円
4.三菱UFJ<8306>
732.8円(- 26.9円) 502億円
5.三井住友 <8316>
4601円(- 170円) 462億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1090万株 買い1510万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安となり、343円(1.89%)安の1万7891円と1万8000円を下回って取引終了です。
昨晩のNYダウが中国の貿易統計を嫌気して49ドル安となったことを受けて東京市場も売りが先行。中国に加えてドイツでも冴えない経済指標の発表が続いており、世界景気への警戒感も重石となって徐々に下げ幅を拡大。かんぽ生命とゆうちょ銀株の申込期間が20日から始まり、購入資金を用意するには15日までに換金売りの必要があることも相場押し下げ要因となっています。売買代金は概算2兆4053億円、上海総合指数は30ポイント(0.9%)安の3262です。
業種別では、相場全般安の中にあって水産農林が唯一高く、鉄鋼、非鉄、銀行、機械、電機、非鉄、自動車、不動産など2%を超える下げとなっています。
個別銘柄では、相場全般安の中にあって、基礎・地盤改良など特殊土木のライト工業が3日連続高で40円高の1205円と年初来高値を更新。昨日の引け後に4~9月期の連結純利益が前年同期比48%増の23億円になる見通しと発表。従来計画13億円からの大幅上方修正を好感した買いが入っています。
節税対策で賃貸住宅事業を地主に提案する大東建託が225円高の1万2940円と値を上げています。昨日の引け後に4~9月期の連結純利益が前年同期比15%増の403億円になる見通しと発表。従来計画311億円からの大幅上方修正を好感した買いが入っています。
オービックビジコンが3日連続高で200円高の6200円と上昇。昨日の引け後に16年3月期の連結営業利益が前期比19%増の102億円になる見通しと発表。従来計画90億円からの上方修正と過去最高益更新を好感する買いが入っています。マイナンバー制度開始に伴い、源泉徴収などで利用する会計ソフト「給与奉行」を中心に好調です。
阪急系の映画の東宝が112円高の3010円と値を上げています。昨日の引け後に16年2月期の連結営業利益を350億円と従来計画321億円から上方修正し、好感した買いが入っています。今期2度目の上方修正です。
その他、紙おむつの販売好調で好業績発表の大王製紙が27円高の1085円、ミニショベルの竹内製作が123円高の2180円。大林組傘下で道路大手の大林道路が17円高の839円と年初来高値更新、人工合成クモ糸素材を使った衣服を材料にゴールドウインが240円高の5920円と年初来高値を更新しています。
本日の新高値銘柄は、大林道、ライト工、テクマトリックス、日本MDM、ゴールドウイン・・・等々です。
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【2】主な投資判断
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[ドイツ証券]
据置き A
(3659)ネクソン 2,100→ 2,000円
据置き B
(2726)パル 3,900→ 3,500円
据置き B
(3668)コロプラ 2,490→ 1,870円
据置き B
(3765)ガンホー 400→ 410円
[UBS証券]
据置き A
(9984)ソフトバンク 8,500→ 8,000円
[モルガンSMUFJ証券]
据置き A
(9983)ファーストリテ 57,000→52,000円
[SMBC日興証券]
据置き C
(2593)伊藤園 1,740→ 1,430円
[三菱UFJMS証券]
据置き C
(6302)住友重機 670→ 510円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】本日の経済指標等の結果
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◎企業物価指数
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9月の企業物価指数は前年同月比3.9%の下落。原油などの国際商品価格の下落が影響し、下落率は09年11月以来、5年10カ月ぶりの大きさとなりました。
◎中国CPI・PPI
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中国の9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で1.6%の上昇。上昇率は前月から縮小し、市場予想も下回りました。
9月の生産者価格指数(PPI)は前年同月比5.9%の下落。下落は43カ月連続です。下落率は前月と同じで、リーマン・ショック後の09年9月以来、6年ぶりの大きさです。過剰な生産能力がPPIの低下をもたらしており、企業活動の鈍化を示しています。
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【4】金相場とドル相場
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原油や金(きん、ゴールド)といった商品(コモディティ)相場は、世界的な景気動向(需給動向)はもちろんのこと、物価動向や紛争なども価格形成に影響します。そしてよく言われるのが「ドルとの逆行性」です。
ドルとの逆行性というのは、ドルが下落すれば価格が上昇し、ドルが上昇すれば価格が下がる傾向があるという性質です。
例えば、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引されている金先物は当然ドル建てであり、ドル安が進めばドル以外の通貨(主にユーロ)から見て割安感が強まるため、買いが入りやすくなります。
また、ドル安が進めば不換紙幣のドルの価値は下がります。極論を言えば、輪転機を回せば無尽蔵にドルを供給することが可能であることからドルは紙切れになるリスクを抱えます。
一方、金は価格が変動することはあっても、その価値は普遍的です。実物資産である金は価値がゼロになるリスクがないことから、ドル安が進んだ際には「代替通貨」としての金の魅力が高まることになります。
歴史を紐解きますと、第二次大戦後しばらくは、世界の通貨はドルを基軸にした固定為替レートでした。
固定為替レートの根拠は、当時のドルは金との交換が可能な兌換紙幣だったことにあります。ドルは金との交換比率が1トロイオンス=35ドルに固定されており(金本位制)、各国通貨はドルと交換比率を固定することで通貨価値の裏付けとしていました(ブレトン・ウッズ体制)。
1960年代後半のアメリカは、景気拡大とインフレの進行、さらに過剰財政支出で財政収支が大幅に悪化します。
当時のアメリカの債務残高は、同国の金の保有高の3倍超に達し、実質的にドルの価値は暴落していましたが、各国中央銀行のドル買いによってかろうじて固定相場制が維持されていました。
しかし、価値の下がったドルと金を交換する動きに拍車がかかり、1971年、ついにアメリカはドルと金との交換停止を宣言し、為替は変動相場制に移行しました。いわゆる「ニクソン・ショック」(ドル・ショック)です。
代替通貨ということに関しましてはこのような経緯があります。
尚、ウォーレン・バフェット氏は、何も生み出さない資産の代表格として、金への投資に否定的な見解を述べています。
横浜市の大型マンション基礎工事で虚偽のデータが使われ、マンションが傾いたことで、販売元の三井不動産レジデンシャルが建て替えも視野に検討を始めたことが全国ニュースで報じられました。そのマンションを施工した三井住友建設は本日の取引で値幅制限いっぱい(ストップ安)まで下げています。