大都会と違って過疎高齢化が進む田舎。就職しようと思っても大企業もなく職種も少ない。
その田舎に大企業並みの給料をもらえる職場がある。しかも転勤なしで自宅から通える。週休2日制で日曜祭日も休み。有給休暇はバッチシ取れる。勤務時間は朝8時半から夕方5時ときっちりしている。
年間所得は課長級で800~1000万円とくれば羨望の的。
誰もが就職を希望するが採用される者はを渡した者に限られる不思議。
それではその仕組みはどうなっているかと言えば・・・
採用試験のからくり=学科試験の成績より面接の点数が高い。
学科試験で優秀な点を挙げても採用されない裏と言うか逃げ道が設けられている。
公然とささやかれている賄賂の金額は年収分(一年間の給料)
大体通り相場が250万~300万円。これを首長か有力議員に渡す。
「実際の例」
ある母親が嬉しさのあまりつい口を滑らした話。
「今度うちの息子 役場に採用される事になったのよ」
それを聞いた友人は怪訝な顔に。
そりゃそうだ、その息子とやらは今年大学に入学したばかりだったから。
「大学を中途退学して役場に入るの?」と尋ねると「卒業したらね!」と返事が返って来た。
4年も先の事がなぜわかるのか?と不思議に思っていたが・・・それから4年後、その息子はちゃんと役場に就職できた。
早い話 賄賂の金を受け取ってくれた訳だ。
田舎の役場では金を渡して就職するのが恒例の慣例になっている。1年分の給料を支払えば定年までの安定収入と高額退職金が保証される。それならと渡すのが当たり前になり、もらう方ももらわなければ損だとなる。
公務員のモラル・綱紀粛正。そんなものはハエが飛んでいる程度の問題だ。馬の耳に念仏。
バレたら運が悪いだけ。