一年に一回の秋祭り。村の神社の秋祭り。
昔は意味があったんだよ。今年一年の収穫を感謝し神さまに報告する。神さまはお宮の神殿から御神輿に乗って神事場に移動する。神事を行って再びお宮にお遷りになる。お供するのは太鼓台と獅子。大きな音で太鼓をたたいて祭りに花を添える。
御神輿の行列には先頭がご幣、榊、鐘、太鼓など順番があり最後が御神輿となる。
最近の少子高齢化で今や御神輿を担げる人がいなくなった。それで相談して台車をこしらえた。
今年も御神輿は台車に乗って押して行く。押す人達も高齢者で足取りがおぼつかない。途中で心臓麻痺や脳卒中を起こしたらどうしょうという不安もある。
若者がいなくなった地方の山村の実情は政府にはわかっていない。コミュニティーが消滅する危機感が全然足りない。
東京首都圏が栄えればそれでいいように考えているとしか思えない。
一億総活躍相などと言う訳のわからない大臣を作り、官僚組織の肥大化だけが進み、公務員ばかり増える。
それらの人件費や経費を賄うのは税金。
そう言えば昨日葉書が来た。年金機構からだ。国民年金の支給通知だった。2ヶ月分で125300円だった。天引きされた数字を見てげっそり。介護保険料が20300円引かれていた。さらに住民税900円。差し引き104100円だ。これ2か月分の収入だよ。ひと月52050円=生活費。
これで暮らせると思うかい? 毎月の医者代と薬代が13000円は要る。電気、水道、ガス、固定資産税、町県民税等を引いたら残らない。これが日本の年金制度の現実だ。国民年金受給者は死ねと言う事だね。恵まれているのは公務員の年金。一部の公務員は税金から補てんされていたりW受給がある制度があったりする。
近年は村の住民の中にも生活保護者が増えて来た。昔は全然いなかったのに。
医者代無料、税金免除、家賃は32000まで補助、それで110000円以上支給される。
畑や田んぼ、家、宅地など不動産を所有していたら対象にならない。
畑や田んぼで暮らして行けるか?まず無理だわな。農業機械や農薬、肥料など経費を引いたら赤字。
実った野菜や穀物は猿や猪が荒らして喰って行く。
株で儲けるしか方法が無いじゃろうが。全国の誰かから巻き上がるしか生き残るすべがないのじゃ。