15日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続落。終値は前日比255円60銭(1.96%)安の1万2754円56銭で、4月15日以来、3カ月ぶりの1万3000円割れ。4月1日(1万2656円)以来、3カ月半ぶりの安値水準となる。前日の米株安をきっかけに金融や輸出関連株への売りが加速し、終日安い水準で推移した。後場はアジア株安も売りに拍車をかけ、下げ幅を300円近くまで拡大する場面があった。東証株価指数(TOPIX)も大幅に3日続落。
前日の米株式市場では経営に対する不安感から地銀や大手金融機関株が軒並み下落し、前の日に支援策が発表された住宅金融公社株への買いも続かなかった。東京市場でもリスク許容度が低下した外国人などによる売りが膨らみ、大手銀行など金融株はほぼ全面安となった。


