ヒロろんさんのブログ

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概況


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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
15666.44(-204.91)▼1.29%

□ナスダック       
4506.49(- 19.76)▼0.44%

□S&P500      
1867.61(- 25.60)▼1.35%

□ダウ輸送株       
7466.97(-128.11)▼1.69%

□半導体株(SOX)    
559.59(-  6.99)▼1.23%


□NY原油先物(10月限)  
39.31(+ 1.07)

□NY 金先物(12月限)
1138.30(-15.30)

□バルチック海運指数    
942   (- 26)

□為替      
(対ドル)118.85(前日比0.87円高)
        
(対ユーロ)136.86(前日比1.18円高)

□CME日経225先物 
17750(- 80)※大阪先物比



 25日のNY株式市場は、大幅高で推移していたものの引けにかけて失速し6日続落となりました。

 中国人民銀行(中央銀行)が政策金利と預金準備率の引き下げを発表。金利と預金準備率の同時引き下げは、金融危機が世界的に広がった08年以来の異例の措置となります。中国当局が動かないことへの不信感で下げていただけに人民銀行の追加緩和はサプライズとなり欧州株が急反発。前日までの悪い流れの巻き戻しでNY株も大幅高で取引をスタートしました。

 原油相場が反発したことも追い風となり、ダウの上げ幅は一時441ドル高まで拡大。しかしそこからは伸び悩み、S&P500種指数がテクニカル的な節目1920ポイントを維持できずにその水準を下回ると売りが拡大。中国の追加緩和の効果に対して懐疑的な見方から警戒感が再び台頭し、引けにかけては売りが優勢となりました。

 尚、朝方発表された7月の米新築住宅販売件数は市場予想を下回ったものの2カ月ぶりに増加。6月の米S&Pケースシラー住宅価格指数前年比5%上昇で市場予想並み。8月の米消費者信頼感指数は市場予想を上回り、1月以来の高水準となるなど、この日の経済指標は概ね好調でした。

 結局NY株は6日続落。ダウは441ドル高から209ドル安へと600ドル超の急降下でほぼ安値引け、昨年2月6日以来およそ1年半ぶりの安値で取引を終了。ナスダックは昨年10月27日以来ほぼ10カ月ぶりの安値水準となっています。

 S&P業種別指数は全10業種が値下がり。公益(電力、水道等)、通信、素材(資源等)、金融などが下落率上位となっています。

 個別銘柄は、アップルが上げ幅を縮小しながらも6日ぶりに反発。アナリストによる投資判断の引き上げが、買い戻しや値ごろ感からの買いを誘いました。動画配信のネットフリックスや交流サイト(SNS)のフェイスブック、バイオ医薬品のギリアド・サイエンシズなどのモメンタム株も反発。予想以上の好決算を発表した家電量販店のベストバイは急伸しました。

 一方、プラス圏で推移していた医薬品のジョンソン&ジョンソン、金融のJPモルガン、機械のユナイテッド・テクノロジーズなどが引け間際にマイナス転じ、中国の需要見通しを下方修正した航空機のボーイングも下落。四半期決算が減収減益となった住宅建設のトール・ブラザースが大きく値下がりし、同業他社にも売りが波及しました。

 ダウ構成銘柄では、メルク、シェブロン、ベライゾン、マイクロソフト、ゼネラル・エレクトリックなど28銘柄が下げた一方で、アップルとディズニーがプラスを維持して取引を終了しました。

 金融市場で前日までの流れが反転する中、6年半ぶりの安値水準にあったNY原油先物(WTI)は3日ぶりに上昇。NY金先物は、市場の不安感が和らいだことや指標の改善を受けて売られ続落しました。



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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆昨日の日経平均株価は前日比733円安で6日連続の下落。6日間の下げ幅は2813円に達し、終値としては6か月半ぶりの安値水準となりました。

 昨日の上海株は大幅安で4日続落となり、約8カ月ぶりの安値を付けています。

 上海市場が終了後、中国が追加の金融緩和を決定したことが伝わると、欧州株は全面高の様相となり大幅反発しました。NY株も大幅高で推移していましたが、引けにかけて失速し6日続落で取引を終了しています。

 CME日経225先物は1万7750円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万7806円と比べ60円ほど安い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 1万8000円 心理的節目

☆1万7806円 昨日終値

 1万7750円 CME日経先物

 1万7450円 14年の大納会



 昨日の新安値銘柄数(852)や日経平均の25日線カイリ率(マイナス12.2%)は、東日本大震災直後のパニック売りで急落した2011年3月以来ほぼ4年5カ月ぶりの水準で、騰落レシオ(67%)は欧州の金融不安でTOPIX(東証株価指数)がバブル崩壊後の最安値を付けた2012年6月上旬以来、約3年3カ月ぶりの低水準となっています。

 また、投資家の不安心理を反映する日経VI(ボラティリティー・インデックス)は47まで上昇し、これも東日本大震災直後のパニック売りで急落した2011年3月以来4年5カ月ぶりの高水準となるなど、種々の指標が数年に一度の急落であるとこを示しています。



◎本日の経済指標
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 08:50 7月の企業向けサービス価格指数

 14:00 24日時点の給油所のガソリン価格

 17:50 月例経済報告関係閣僚会議、8月の月例経済報告


 また、本日は8月決算銘柄の権利付き最終売買日であり、24日の株価急落で発生した追い証の差し入れ期限(本日正午)でもあります。

 海外では、7月の米耐久財受注額が発表が予定されています。




◎新規公開
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 土木管理総合試験所(東2・6171)
 公開価格1,250円



◎市場変更
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 日東エフシー(4033)
 東証2部 → 東証1部

 ビジ太田昭和(9658)
 東証2部 → 東証1部



◎主な決算発表
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 15:30 アインファーマシーズ(9627)



◆その他のトピックは、日生が三井生命を買収、三菱電がイタリア業務用空調会社を買収・欧州でダイキン追撃、川内原発の出力上昇あす再開、タイの車生産が5カ月ぶり増・トヨタがけん引、民生用電子機器出荷16カ月ぶり増・4Kテレビ売れ行き好調、7月の求人広告数18%増、大豆の国際価格が一時6年ぶり安値、米利上げ観測「9月」は後退・年内も五分五分。

 ANA傘下のバニラが黒字化、ミズノがゴルフ用品オーダーメード拠点を3倍に、ユニクロ10月に新商品投入、テンプは東南アで人材事業強化・シンガポール社買収、東急不が渋谷の旧本社ビル建て替え、楽天市場が海外企業の出店受け入れ、日本エスコンが9月1日付で市場第2部に。

 久光薬、ユーシン、KLab、フランスベッド、理研ビタミン、カイノス、シンワアート、桜護謨が自社株取得枠など。



◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 27日(木)

 4~6月期の米GDP改定値
       
 7月の米仮契約住宅販売指数


 28日(金)

 7月の統計発表集中日(CPI、失業率、家計調査等)
       
 1~7月の中国工業企業利益
       
 7月の米個人所得・個人消費支出


◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 逆行性強き日なり

 <相場高低判断> 人気と反対相場出づ



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