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☆ ★ 全体相場・戦略 ★ ☆
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■ 今週の展望(抄)
欧米金融資本による世界経済への懸念を‘建て前’とした「米9月利上げや年度替わりに備えたポジション調整 & プットポジションを多用したマイナス方向へのリスク志向」は一巡した感が強いため、18,600~19,600レンジで乱高下を繰り返しながら底値を固めていく展開が本線。
□ 明日の展望 : リバ基調継続
先週末のNY市場は直近の戻り高値水準で持ち合っている事から、CME225(19,170円)にサヤ寄せした堅調スタートへ。中国市場に異変がなければ、引けにかけても押し目買い優位のしっかりとした相場つきが予想されます。想定レンジは19,000~19,300円。テクニカル上は「10日線を抜けきって反騰トレンドを強めるか、上値抵抗帯として一旦調整を入れてくるか」に注目。
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★ 今週の戦略 : “陰の極通過”を念頭に前へ!
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先週火曜に触れた需給面の“陰の極通過”を前提とした強気スタンスがメイン。
中国やアジア経済の成長率鈍化傾向に対する警戒感、週末の米雇用統計や来週のメジャーSQに絡めた先物の陽動戦などにケアすべく、日経急騰時や米重要雇用データが発表される今週水曜と金曜の大引け前などいわゆる要所では一定の余力維持に努めつつ、マイルドな押しを丁寧に買い向かいながら持ち株の買い値引き下げを計っていってください。
ターゲットは‘急がば回れ’感覚にて東証主力・準主力を優先。中小型株のリバ狙いも面白い環境ですが、以下の点から銘柄数の増やし過ぎにはご注意ください。
・ 分散効果が低い : 一連の急落過程でチャート付きが近似のものが増えており、それらは短期的には似たような上下波動となりやすい事。
・ 突っ込み買いへの備え : 未だ地合いなりの下ブレに予断を許しませんので、買い増しを効かせるためにも保有株数は必要最小限で臨むのがおススメ。
・ 売りそびれへの備え : 持ち株数が増えるほどに、1銘柄当たりの投資金額は減ります。回転メドを「何%動いたか」で判断される方はOKですが、利益金額で判断する方の場合は売りそびれに繋がりやすくなります。
その他、地合いの安定さが確認できれば 直近売却価格より高値でも買い直す、次の一手へのプレッシャーを高めないために 毎日1単位でよいので売り買いする、などについても先週のイメージを継続していってください。
『 土台固めの成否が成果を左右する! 』