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【1】NY市況
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□ダウ工業株
16643.01(- 11.76)▼0.07%
□ナスダック
4828.32(+ 15.61)△0.32%
□S&P500
1988.87(+ 1.21)△0.06%
□ダウ輸送株
7908.66(+ 41.94)△0.53%
□半導体株(SOX)
613.91(+ 4.15)△0.68%
□NY原油先物(10月限)
45.22(+ 2.66)
□NY 金先物(12月限)
1134.00(+11.40)
□バルチック海運指数
903 (- 2)
□為替
(対ドル)121.70(前日比0.95円安)
(対ユーロ)136.04(前日比0.36円高)
□CME日経225先物
19170(- 10)※大阪先物比
先週末28日のNY株式市場は様子見ムードから小幅な値動きとなりました。ダウは小幅ながら3日ぶりに下落し、ナスダックは3日続伸です。
市場動揺の発端となった中国・上海株は連日の大幅高となりましたが、ダウは前日までの2日間で1000ドル近く上昇していたことから週末のこの日は積極的な商いを手控えるムードが強く、主要3指数は前日終値をやや下回る水準で推移しました。
カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)で29日に予定されているフィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長の講演内容に注目が集まる中、テレビのインタビューに応じたフィッシャー副議長が利上げ開始の時期はまだ決定していないと発言。
フィッシャー副議長は利上げに慎重なハト派と目されており、この日は市場に言質を与えるのを避けた格好ですが、中国発の市場混乱で9月利上げ観測が遠のいていたところへ、フィッシャー副議長が9月利上げを排除しなかったことで改めてその可能性が意識され相場を圧迫しました。
ただ、重要イベント(フィッシャー副議長の講演)を控えた週末とあってポジションを一方に傾ける雰囲気はなく、様子見ムードが強い展開となりダウは小幅ながら3日ぶりに下落して取引を終了。ナスダック指数とS&P500種指数は引け間際にプラス圏に浮上し、小幅ながら3日続伸です。
S&P業種別指数はではエネルギーの上げが目立ち、素材(資源等)、テクノロジー、資本財(産業機械等)などが上昇。一方でへルスケア(医薬品等)や金融などが軟調でした。
個別銘柄では、原油相場が大幅に続伸したのを受けてシェブロンなどのエネルギー株が買われ指数を下支え。著名投資家による株式保有が明らかになった資源大手のフリーポート・マクモランが買われ、非鉄のアルコアは6%超の上昇。インテルやテクサス・シンスツルメンツなど半導体株の一角も値を上げました。
S&P500種指数構成銘柄への新規採用が明らかになったゲーム大手のアクティビジョンと航空キャリアのユナイテッド・コンチネンタルがともに大幅高。好業績を手掛かりにディスカウントストアのビッグロッツや銃器のスミス&ウェッソンが急伸。自動車のフォードやGMなども上昇しています。一方、同業買収による財務悪化が懸念された後発薬のマイランが値を下げたほか、金融株も総じて軟調でした。
ダウ構成銘柄では、シェブロン、インテル、ボーイング、メルクなどを上位に13銘柄が上昇した一方、ファイザー、ウォルマート、ジョンソン&ジョンソン、トラベラーズなどが軟調でした。
NY原油先物(WTI)は続伸です。上昇率は前日が10%超、この日が6%超と連日の大幅高。上海株が連日の大幅高となったことで先行き不透明が和らいだことや、中東で軍事衝突が発生したとの報道が買いを誘いました。原油高に促されNY金先物にも買いが入り5日ぶりに反発しました。
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【2】本日の注目点と話題
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◆先週末の日経平均株価は前日比561円高の1万9136円。上げ幅は26日に次いで今年2番目の大きさで、中国懸念で急落した直近の下げ幅の半分近くを戻しました。尚、先週末の、東証1部の値上がり銘柄数(1822銘柄)は、データが遡れる1997年以降で過去最多となっています。
上海株も連日の大幅高となりましたが、NY株式市場ではFRB副議長の講演を控えて様子見ムードが強まり小幅な値動きとなりました。尚、FRB議長の発言で9月利上げの可能性が意識され米金利が上昇、為替相場は円安・ドル高方向に振れています。
CME日経225先物は1万9170円で、先週末の東京市場の日経平均終値1万9136円と比べ30円ほど高い水準です。
◎日経平均株価と上下の節目
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1万9435円 窓上限(8月21日安値)
1万9330円 一目基準線
1万9188円 一目転換線
1万9170円 CME日経先物
☆1万9136円 先週末終値
1万9042円 200日線
1万9000円 心理的節目
尚、ジャクソンホール会合に出席したFRBのフィッシャー副議長は29日の講演で、米金融政策の正常化(利上げ)に関して中国の動向なども見極め、慎重に判断すると述べるにとどめ、前日のテレビのインタビュー同様、利上げの開始時期については具体的な言及を避けました。
◎本日の経済指標
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08:50 7月の鉱工業生産指数速報
12:00 7月の建設機械出荷額
13:00 7月の自動車生産・輸出実績
14:00 7月の住宅着工戸数
海外では、8月のユーロ圏消費者物価指数速報値、8月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)などの発表が予定されています。また、バンクホリデーのため英国市場が休場となります。
◎新規公開
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アクアライン(東マ・6173)
公開価格1,250円
◎主な決算発表
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15:00 ACCESS(4813)
15:35 菱洋エレクトロ(8068)
16:00 パーク24(4666)
また、東芝(6502)が、延期していた15年3月期決算の発表を行います。
◆その他のトピックは、三菱地所が東京駅前に400メートル級ビル計画、高島屋が日本橋に時計専門店・訪日客に的、北陸新幹線の延伸計画でJR西が新案策定、クボタが全国でIT農業、主要都市の地価上昇続く・国交省が地価動向報告、ブラジルが2四半期連続のマイナス成長、中国国有銀の利益成長急減速・不良債権3割増、中国国有の海運最大手の1~6月は8%減収、インドネシアやフィリピンで地熱発電開発ラッシュ、日経レバETFに個人資金が集中。
ビジネスホテルの稼働率上昇続く・1988年の調査開始以来の最高更新、国産合板が半年ぶり高値・在庫減と住宅需要回復で、生コン出荷量は10カ月連続マイナス、自動車8社の7月の世界生産は2カ月連続プラス、ファミマがカーシェア事業・タイムズ24と提携、時計や宝飾品を値上げ・セイコーやミキモト、ジーユー10月に和歌山出店、マツダがタイでSUV生産、シャープ本社をNTT都市開発に売却、パナが照明2工場閉鎖で生産効率化。
パナが中間配を増額、売電事業が利益押し上げ・製紙大手、能美防災4~9月営業益33%増、HISの11月~7月期営業益は5年連続で過去最高、丸紅がウルグアイのLNG事業撤退で特損計上、DyDo2~7月期純利益34%減・マレーシアの大手食品に出資も、乾汽船が今期予想を下方修正、旧村上ファンド系のエフィッシモがヤマダ電株を買い増し、極東貿易が公募等で14億円調達・借入返済に充当、ミナトHDが新株発行による資金調達を中止、ジャスダック上場のPSSが9月18日付で東証マザーズに変更、中電工、中央物産が自社株取得枠設定など。
◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。
1日(火)
4~6月期と14年度の法人企業統計調査
8月の日経PMI確報値
8月の新車販売台数
8月の百貨店各社の売上高速報
8月の中国PMI(国家統計局)
8月の財新中国PMI確報値
8月の米新車販売台数
8月の米ISM製造業景況感指数
2日(水)
8月のマネタリーベース
8月のユニクロ売上高
8月の米ADP雇用報告
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
3日(木)
8月の日経PMI(サービス業)
ECB理事会の結果発表、総裁会見
8月の米ISM非製造業景況感指数
4日(金)
7月の毎月勤労統計速報
8月の米雇用統計
G20財務相・中央銀行総裁会議
◆今日の高島暦
< 相場の波動 >
波乱激しく人気に逆行して動く 逆張り良し
<相場高低判断>
前日と反対相場なり