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【1】NY市況
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□ダウ工業株
16528.03(-114.98)▼0.69%
□ナスダック
4776.51(- 51.81)▼1.07%
□S&P500
1972.18(- 16.69)▼0.84%
□ダウ輸送株
7845.15(- 63.51)▼0.80%
□半導体株(SOX)
611.04(- 2.87)▼0.47%
□NY原油先物(10月限)
49.20(+ 3.98)
□NY 金先物(12月限)
1132.50(- 1.50)
□為替
(対ドル)121.22(前日比0.04円安)
(対ユーロ)135.88(前日比0.04円高)
□CME日経225先物
18800(- 40)※大阪先物比
週明け28日のNY株式市場は下落。中国や欧州の株式相場が下げたことや9月利上げに対する警戒感から売りが出ました。
この日のNY株式市場は、週明けの上海株や欧州株が下げたことから売り優勢のスタート。ジャクソンホール会合に出席した米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長が29日の講演で、9月の利上げ開始を排除しなかったことから早期利上げに対する懸念が再び強まったことも相場を圧迫しました。
尚、朝方発表された8月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は市場予想をやや下回りましたが、景気拡大と縮小の分岐点となる50は2カ月連続で超えました。ただ、シカゴPMIを材料視する向きは少なく、金曜日発表の雇用統計の内容を見極めたいとして積極的な商いが手控えられたことからNY株は終日軟調な展開となりました。ダウ工業株は続落、ナスダックとS&P500は4日ぶり反落です。
S&P業種別指数では、全10業種中、エネルギーのみが上昇しました。
個別銘柄では、原油高を背景にコノコフィリップスが大幅高。アナリストが投資判断を引き上げた短文投稿サイトのツイッターや百貨店のJCペニーが上昇。M&A絡みの思惑でフラッシュメモリのサンディスクが買われた他、半導体のマイクロン・テクノロジーも上昇。自動車のフォードやゼネラル・モーターズ(GM)なども上げています。
動画配信のネットフリックスは、ケーブルTV局との契約を更新しなかったことが嫌気され売り優勢の展開。クレジットのビザやマスターカードが下げ、グーグルやヤフー、フェイスブックなども下落。バイオ医薬品のセルジーンやギリアド・サイエンシズなどの下落も目立ちました。
ダウ構成銘柄では、シェブロン、キャタピラー、ゴールドマン・サックス、インテル、エクソンモービルなどが上昇した一方、メルク、ボーイング、ユナイテッド・テクノロジーズ、ビザ、スリーエムなどが下げました。
NY原油先物(WTI)は3日連続の大幅高。中東産油国が減産に動くとの観測が広がったことが原油相場を押し上げ、終値としては7月21日以来約6週間ぶりの高値水準となっています。尚、先週木曜日からの3日間の上昇率は27%に達しています。NY金先物は小反落。英市場休場のためバルチック海運指数は算出なしです。
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【2】本日の注目点と話題
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◆昨日の日経平均は4日ぶりに下落し、前週末比245円安の1万8890円となっています。
NY株は下落。NY原油先物は3日連続の大幅高となり50ドルに接近。3日間の上昇率は27%に達し、終値としては約6週間ぶりの高値水準です。
CME日経225先物は1万8800円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万8890円と比べ90円安い水準です。
◎日経平均株価と上下の節目
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1万9213円 半値戻し
1万9118円 一目転換線
1万9053円 200日線
1万9000円 心理的節目
☆1万8890円 昨日終値
1万8800円 CME日経先物
1万8556円 5日線
◎本日の経済指標
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08:50 4~6月期と14年度の法人企業統計調査
10:00 8月の中国PMI(国家統計局)
10:35 8月の日経PMI確報値
10:45 8月の財新中国PMI確報値
14:00 8月の新車販売台数
その他、大手百貨店5社が8月の売上高速報を発表。NY市場では8月の米新車販売台数、8月の米ISM製造業景況感指数の発表が予定されています。
◎主な決算発表
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15:00
伊藤園(2593)、内田洋行(8057)
◆その他のトピックは、東芝が有価証券報告書提出を再延期、国内旅行消費4~6月18%増で伸び最大、GPIFにESG投資採用要請・自民提言、ユーロ圏の消費者物価4カ月連続プラス、中国がネット統制を強化、中国の鋼材輸出が初の1億トン超えへ、インド4~6月期7%成長維持。
東芝が保有のトプコン株をすべて売却、川内フル稼働で九電の供給余力改善、セコムが地銀と連携しマイナンバー対応支援、スリーエフとローソンが資本業務提携で協議開始、コロワイドがカンボジアで焼き肉店、コーセーは米国に販売子会社、日航が成田―ダラス線を11月に開設、パイオニアが自動運転分野に参入、防災情報をネットで一括表示・ゼンリン子会社と電通が自治体向けシステム。
伊藤園5~7月営業益が2倍に、パーク24の11~7月経常1%減、明電舎が18年ぶり中間配、OBARAが減配計画から一転増配へ、エフィッシモが産車体株の一部を売却、テクノスジャパンは17日から1部、大丸エナウィンが自社株取得枠設定など。
◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。
2日(水)
8月のマネタリーベース
8月のユニクロ売上高
8月の米ADP雇用報告
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
3日(木)
8月の日経PMI(サービス業)
ECB理事会の結果発表、総裁会見
8月の米ISM非製造業景況感指数
4日(金)
7月の毎月勤労統計速報
8月の米雇用統計
G20財務相・中央銀行総裁会議
◆今日の高島暦
< 相場の波動 >
戻り売りの日なれど、下寄りし突込んだら見送れ
<相場高低判断>
寄付高ければ後場安し