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【1】今日の相場
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◎日経平均
18165.69(-724.79)▼3.84%
◎TOPIX
1478.11(- 58.94)▼3.83%
◎売買高概算 26億6428万株
◎売買代金概算 2兆7709億円
◎時価総額 532兆8726億円
◎値上り銘柄数 47
◎(年初来)新高値 18
◎値下り銘柄数 1837
◎(年初来)新安値 22
◎変わらず 10
◎騰落レシオ(25日)
86.38%(前日比5.83%上昇)
◎サイコロ(日経平均) 4勝8敗
○●●●●●●○○○●● 33.3%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-8.78%
75日線比-10.17%
◎為替
(対 ド ル)120.46(前日比0.72円高)
(対ユーロ)135.95(前日比0.03円安)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
240.0円(- 8.7円)23779万株
2.東芝 <6502>
363.5円(- 20.5円) 7689万株
3.三菱UFJ<8306>
777.0円(- 23.1円) 7625万株
4.東電 <9501>
781円(- 49円) 7168万株
5.ユニチカ <3103>
64円(- 3円) 5582万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
13960円(- 1080円) 3224億円
2.トヨタ自 <7203>
7000円(- 192円) 699億円
3.三菱UFJ<8306>
777.0円(- 23.1円) 599億円
4.みずほ <8411>
240.0円(- 8.7円) 580億円
5.東電 <9501>
781円(- 49円) 572億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り620万株 買い560万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比724円(3.84%)安の1万8165円で取引終了です。先週末の245円安と合わせて969円の下げとなります。直近の安値は26日に付けたザラ場安値1万7714円です。
中国株の下落や米9月利上げに対する警戒感から昨晩のNYダウが114ドル安となったことを受け、朝方から売りが先行。10時に発表された8月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が49.7と好不況の分かれ目となる50を下回ったことで中国景気の減速懸念が一層強まり、引けにかけて一段と下げ幅を拡大しています。
売買代金は概算2兆7709億円、上海総合指数は39ポイント(1.2%)安の3166です。
業種別では、33業種全て下落。医薬品、精密、電力ガス、食品、陸運、小売などが4%を超える下げとなっています。
個別銘柄では、相場全般安の中にあってパイオニアが6円高の226円。自動運転車に搭載し、周囲を3次元で把握できる計測機器を開発したと報じられ、自動運転車市場は成長が見込まれるだけに将来的な収益力の向上を期待した買いが入っています。
鋼材を主材料とした橋梁の設計・製作・建設工事を手掛け、ロボット関連でもある川田テクノロジーが315円高の4015円と大幅高。リニアトンネル工事受注の佐藤工業を持分法適用会社としており、材料視した買いが膨らんでいます。
業績好調の明電舎が5円高の396円と上昇。4~9月期に1株当たり4円の配当を実施すると発表。1997年以来、18年ぶりの中間配実施となるだけに好感した買いが入っています。
圧延専業メーカーの日本金属がストップ高で50円高の182円と昨年来高値更新。日本文理大学の産学研究グループが、モーター回転時に発生する渦電流損を従来品の半分以下に減らせるモーター鉄心を開発したと報じられています。鉄心には日金属が開発した極薄鋼板を使用しており、材料視した買いが集まっています。
神戸本拠のチョコ・洋菓子老舗のモロゾフが3日連続高、9円高の428円となっています。昨日の引け後に業績上方修正を発表し、好感した買いが入っています。バレンタインデー、ホワイトデーなどイベント商戦が成功し、昨年9月にリニューアルした「ファヤージュ」などの焼き菓子が好調です。
その他、リニアトンネル工事受注の銭高組が5日連続高で19円高の545円、全農系農薬大手の北興科学が21円高の435円、火災報知設備・消火設備のホーチキが26円高の1115円、ミニショベルの竹内製作所が52円高の2158円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、ダイセキ環境、銭高組、淺沼組、日本金属、宮地エンジ、オカモト、大建工業、日本管財・・・等々です。
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【2】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
据置き A
(7453)良品計画 26,500→28,000円
据置き B
(2678)アスクル 3,700→ 3,900円
[モルガンSMUFJ証券]
引上げ B→A
(4183)三井化学 460→ 530円
据置き A
(4188)三菱ケミ 950→ 1,030円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(6856)堀場製作所 5,800→ 5,600円
据置き A
(8802)三菱地所 3,490円
[バークレイズ証券]
据置き A
(7832)バンダイナムコ 3,100→ 3,300円
据置き A
(9684)スクエニ 3,400→ 4,400円
据置き A
(9697)カプコン 3,200→ 3,500円
[野村証券]
据置き A
(1803)清水建設 1,150→ 1,360円
据置き A
(9766)コナミ 2,700→ 3,300円
[大和証券]
引上げ 3→2
(6370)栗田工業 2,700→ 3,000円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】本日の経済指標等の結果
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◎法人企業統計調査
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4~6月の全産業(金融機関除く)の設備投資額は前年同期比5.6%増で、9四半期連続の増加となりましたが、1~3月期(7.3%増)と比べ伸び率は鈍化しました。経常利益は23.8%増加し過去最高を更新しています。
◎中国PMI
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中国国家統計局が発表した8月のPMIは前月に比べ0.3ポイント低下の49.7で、好不況の分岐点となる50を6カ月ぶりに下回り、12年8月以来、3年ぶりの低水準となりました。
民間調査の財新PMI確報値は47.3で、速報値(47.1)からは上方改定でしたが、6カ月連続で50を下回り、09年3月以来6年5カ月ぶりの低水準となっています。
◎新車販売台数
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8月は前年同月比1.9%減となり、8カ月連続で前年実績を下回りました。排気量660cc超の登録車は2.3%増で、2カ月ぶりに増加に転じましたが、軽自動車は8.8%減で8カ月連続で前年割れが続いています。
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【4】信用取引と信用残 その2
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株価が高値を付けた日の6カ月後を「絶対期日」と言い、高値を付けた時期と買い残がピークとなる時期はほぼ重なるため、絶対期日が近づくと、買い方の売り返済で株価の上値が抑えられるケースがあります。これを「期日圧迫」と言います。
一方で、期日が近づくにつれ買い方の整理が一巡し、買い方の反対売買による売り圧迫が減少した後の株価上昇を見込んで、絶対期日が開ける前に買い向うことを「期日向かい」と言います。
また、しばらく上昇した後、実際には相場が下降トレンドに転換しているにも関わらず、天井から急落した直後の反発、いわゆる「アヤ戻し」局面で買い残がピークとなるケースもあります。信用取引に限らず、現物取引においてもこの場面での買いは大ケガにつながる可能性がありますので注意が必要です。
需給的側面からは、上昇過程においてカラ売りが入り、売り残の増加を伴なったほうが、その後も上昇が継続した場合、売り方による損切りの買い戻しで、さらに上昇に弾みがつくことが期待できます。売り方の買い戻しによる相場急上昇を「踏み上げ」と言います。
買い残が多いのが通常の状態ですが、買い残の増加とともに売り残も増加し、その割合が拮抗してきた状態を「取組み接近」あるいは「取組み好転」と言います。そういった銘柄は「取組み妙味がある」あるいは「好取組み銘柄」と表現され、将来の買い戻しを期待して人気化することがあります。
上記の用語等は相場解説でよく耳にする言葉で、投資戦略を考える上でも重要なヒントとなります。
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