ヒロろんさんのブログ
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概況
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【1】NY市況
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□ダウ工業株
18000.40(+236.36)△1.33%
□ナスダック
5076.69(+ 62.82)△1.25%
□S&P500
2105.20(+ 25.05)△1.20%
□ダウ輸送株
8363.47(+ 56.13)△0.68%
□半導体株(SOX)
720.94(+ 9.34)△1.31%
□NY原油先物(7月限)
61.43(+ 1.29)
□NY 金先物(8月限)
1186.60(+ 9.00)
□バルチック海運指数
618 (+ 6)
□為替
(対ドル)122.74(前日比0.04円安)
(対ユーロ)138.93(前日比0.46円高)
□CME日経225先物
20150(+ 40)※大阪先物比
10日のNY株式市場は、ギリシャ問題の交渉進展期待やドル高一服を好感して大幅に反発しました。
日銀の黒田総裁が「さらなる円安はありそうもない」と発言し、円安・ドル高をけん制したことを受けてドルが主要通貨に対し下落。ドル高が企業収益の重石になるとの懸念が後退し幅広い銘柄に買いが広がりました。
ギリシャが提出した新たな改革案についてドイツ政府が部分的に満足していると報道されたことやギリシャが債権団に対し「妥協の用意がある」との姿勢を示したと伝わったことなどから、この問題に関する交渉が前進するとの期待で欧州株が大きく上昇し、リスク取る動きがNY株式市場にも波及しました。
主要指数はそろって反発。ダウは5日ぶりに上昇し、1週間ぶりに節目の1万8000ドルを回復。この日の上げ幅は5月8日以来ほぼ1カ月ぶりの大きさとなっています。
S&P業種別指数は全10業種が上昇。テクノロジー、金融、エネルギーなどが上昇率上位となっています。
個別銘柄では、景気動向に敏感で世界的に事業を展開するキャタピラーやボーイング、ユナイテッド・テクノロジーズなどの工業株が上昇。自動車部品事業の売却を検討していると報じられたのジョンソン・コントロールが大幅高。東京海上ホールディングスに買収されることになった米保険会社のHCCインシュアランスが急騰。株式分割への期待でオンライン動画配信のネットフリックスが続伸しました。
原油高を受けてシュブロンなどの石油株が上昇。JPモルガンやシティグループなどの金融株も上昇。グーグルやマイクロソフト、IBM、インテル、アップルなどのハイテク株が高く、コーヒーチェーンのスターバックスやバイオ医薬品のギリアドなどの上昇も目立ちました。一方、電気自動車(EV)のテスラ・モーターズや産金のニューモント・マイニングなどが下げました。
この日はダウを構成する全30銘柄が上昇。ビザを筆頭に、マイクロソフト、キャタピラー、ゴールドマン・サックス、ナイキ、IBMなどが上昇率上位となっています。
NY原油先物(WTI)は続伸。週間の在庫統計で原油在庫が予想以上に減少していたことを手掛りに買いが優勢となり、終値ベースでは昨年12月9日以来、約半年ぶりの高値となりました。為替市場でドルが下落したことも商品相場には支援材料。NY金先物は3日続伸で取引を終了しました。
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【2】本日の注目点と話題
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◆昨日の日経平均株価は前日比49円安で4日連続下落。上海総合指数は小幅安で2日連続で下落しました。
欧州市場では独DAX指数や英FT指数などが軒並み大幅高。NY市場でもリスクを取る動きが広がりダウが大きく上昇しました。
為替相場は、黒田発言後の昨夕の円高・ドル安水準とほぼ同水準。原油相場は2日続けて大きく上昇し、ほぼ半年ぶりの高値水準となっています。
CME日経225先物(円建て)は2万0150円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0046円と比べ100円ほど高い水準です。
◎日経平均株価と上下の節目
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2万0359円 窓上限(6月8日安値)
2万0326円 一目転換線
2万0309円 5日線
2万0150円 CME日経先物
2万0125円 25日線
☆2万0046円 昨日終値
2万0000円 心理的節目
1万9956円 一目基準線
1万9833円 13週線
◆本日の経済指標は、
◎4~6月期の法人企業景気予測調査(8:50発表)
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全国の1万5千社余りを対象に、自社の景況が前の期と比べて「上昇」と答えた企業の割合から「下降」の割合を差し引いて算出。大企業全産業、大企業製造業、大企業非製造業、中小企業それぞれの景況感と同時に、設備投資計画も示されます。
ちなみに、1~3月期の大企業全産業の景況感を示す景況判断指数はプラス1.9、大企業製造業はプラス2.4で、ともに3期連続のプラスでしたがプラス幅は縮小傾向となっています。
◎週間の対外及び対内証券売買契約等の状況(08:50発表)
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本日は5月31~6月6日分の発表です。ちなみに、5月24日~30日の海外投資家の買越額は5742億円で、4週連続の買い越しとなっています。
◎5月末の東京都心オフィス空室率(11:00発表)
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前回4月末時点の空室率は前月末比で0.04%上昇の5.34%で、1年10カ月ぶりに空室率が上昇(悪化)しました。一方、平均賃料は16カ月連続で上昇中です。
◎週間の投資部門別株式売買状況(15:00発表)
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6月第1週(6月1日~5日、日経平均102円安)のデータが発表されます。ちなみに、5月第4週(5月25日~29日、日経平均298円高)は個人投資家が4658億円の売り越し、海外投資家は3970億円の買い越しとなっており、ともに4週連続です。
その他、国内では4月の産業機械受注額、5月の投信概況の発表が予定されています。
海外では5月の中国工業生産高・小売売上高・固定資産投資などの他、6月の石油市場月報、5月の米小売売上高、週間の米新規失業保険申請件数、5月の米輸出入物価指数、4月の米企業在庫、1~3月期の米資金循環統計が発表されます。
◎主な決算発表
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15:00
稲葉製作所(3421)、イハラケミカル(4989)、オハラ(5218)、小林産業(8077)、東京ドーム(9681)
16:30 神戸物産(3038)
◆その他のトピックは、ゆうちょ銀と三井住友信託と野村の3社が個人資産運用で提携、東京海上が米保険大手HCCを9400億円で買収、東京商工会議所にもサイバー攻撃・個人情報流出、佐藤審議委「国債購入継続に限界も」、後発薬普及をさらに後押し・厚労相、独10年債利回り一時1%、中国の新車販売が2カ月連続マイナスに。
信用評価損益率が4週連続で改善、15年産米3年ぶり値上げ、ガソリン5カ月ぶり高値、パナソニックヘルすがバイエルの医療機器事業買収、ファナックは機械学習でVBと協業、三井物産がシンガポールの重機レンタルに出資、中部電も携帯とセット割、国際帝石が東南アで地熱事業に参画、ソフトバンクが深夜早朝の配達代行。
日産自の中国事業が最高益、ドンキは今期も増配、東建コーポ今期最高益見込む、稲葉製作8~4月営業益45%減、Drシーラボ8~4月純利益24%減、神戸物産の今期純利益54%増、ドンキが6月末現在の1株を2株に分割、スノーピークが6月末現在の1株を4株に分割、サンゲツ、大和工業、システム・テクノロジー・アイが自社株取得枠設定・・・等々。
◎明日の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。
12日(金)
メジャーSQ
4月の第3次産業活動指数
4月の鉱工業生産指数確報・稼働率指数
4月のユーロ圏鉱工業生産
6月の米消費者態度指数速報値
5月の米卸売物価指数
◆今日の高島暦
< 相場の波動 > 逆張りの日
<相場高低判断> 前場より後場高し
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