ヒロろんさんのブログ

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コンビニ業界



とある企業がある、海外進出の歴史は古く 原材料の牛骨を確保するため1975年にインドに進出した。

考えてみるとこれは国内企業のインド展開の成功例 スズキよりも7年早いんだ。


中華丼やスパゲッティのソース コンビニチェーンのお弁当や惣菜やデザートなど あらゆる商品に使われているものがある。

今日のテーマは、そうゼラチンだ~~~~!!






今やゼラチンなくしてコンビニのお弁当や惣菜は 正直開発できない。

スープ系の商品で例えると ゼリー状に冷えて固まっているが 不思議なことに温めると溶けて汁に早変りする。

初めて見たとき、

「あれ?この商品麺しかないけど、スープはあるのかな?」

そう思ってしまったほど、驚きの商品である。

みなさんは何かゼラチンを見て驚いた経験はないだろうか?



そんなゼラチンなのだが、 牛骨から抽出したコラーゲンや コラーゲンを高温で加工したゼラチンを手がける企業がある。
この企業がとても魅力的だ。


一般ではゼラチンにはその原料である 牛骨に由来する独特のにおいがしてしまう だから、味が薄い商品に使ってしまうと そのにおいがくさくて、美味しくは食べられないんだ~(;一_一)




そこで新田ゼラチンは ゼラチンを魚のうろこから抽出するなど 顧客の要望に応じて製法に工夫を凝らしてきた。

こうした顧客目線が功を奏して ここ2年で売上高は約2割増えている。

2014年3月期の連結売上高は328億円
このうち7割がコンビニに向けたゼラチンである。
規模の大きさがよくわかると思う。
たかがゼラチンされどゼラチン!!!


2011年に東京証券取引所第2部に上場し
2012年に1部に指定替えしたが そのときは経営が安定せず、上場準備も3度中断するほどであった。

そんな状態ながらも、ベルト材料の牛皮から家具や楽器の接着剤となる 精製度が低いゼラチンの製造部門として誕生したんだ(*^_^*)

でも 当初はマッチの頭薬を固めたり レコードの紙ジャケットを張り合わせたりするゼラチンを作っていた ところがいつしか マッチはライターにかわりレコードはCDへと変化した。
これにより販売が急激に落ち込んでしまった(T_T)


さらに追い討ちをかけたのが 皆さんもご存知の2000年代前半に誕生した、 牛海綿状脳症(BSE)だ 当然これによって牛骨を原料とするゼラチンは 使われなくなり、人気はどんどん無くなっていった・・・



そんな時、先ほど話した新しい製法と ゼラチンを使い始めたばかりの コンビニの協力工場は一度に購入する量が少ない店に注目して そのニーズに応えるために、 販売単位を20キロから500グラムに変更した。

工場からの突然の発注に備えるため 週末や休暇中でも営業担当社員が自宅に持ち帰り 自宅で電話注文受けて出荷したりもしていたと話していた・・・・(@_@;)

これによって企業は大きなきっかけをつかむことになる。





写真フィルム向けが主力の時代までは 下請けの部材メーカーのような位置づけだが、 コンビニ惣菜向けを手掛けてから、 商品の主役を担っている大きな存在へと変化した(^O^)


逆境が社員を鍛え 新市場を自ら開拓する力を高めて収益を生む好循環につながった。




コンビニ向け事業は単身世帯の増加などを追い風に当面は伸びるだろう。

それだけではない 次の成長市場として 医療・介護分野に注目する。
ゼラチンは長時間かけて水などに溶け出す性質を持つ。


それを活かすことで 細胞の再生を促す薬剤を体内に送り込む治療に応用できることから 再生医療向けゼラチンの拡販に乗り出している。


喉越しが良いゼラチンの特性を使い 口に入れた食べ物をうまく飲み込めない高齢者向けに提案など 介護分野での需要の取り込みも進めている。

また面白くなってきそうである(=^・・^=)





スーパーにある237品目を「子どもの健康」を基準に完全仕分け!!

子どものためにポテトチップスを買おうと思っても、ス ーパーには類似商品がいっぱい。
添加物や塩分まみれの食品も多いなか、 いったいどれを選べば安全なのか……

お菓子、デザートはもちろん、おかずや麺類など子どもが ふだん口にする食品42ジャンル、 さらに歯磨き粉や洗剤など生活用品7ジャンルをくわえた商品を、 「子どもの健康」という視点で◎○△×評価。
スーパーでの買い物に役立つ一冊。

子どものためにどれを買う? (三才ムック vol.644)
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