ヒロろんさんのブログ
概況
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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
16374.76(+ 23.38)△0.14%
□ナスダック
4733.50(- 16.48)▲0.35%
□S&P500
1951.13(+ 2.27)△0.12%
□ダウ輸送株
7871.21(+ 5.89)△0.07%
□半導体株(SOX)
608.59(+ 4.80)△0.80%
□NY原油先物(10月限)
46.75(+ 0.50)
□NY 金先物(12月限)
1124.50(- 9.10)
□バルチック海運指数
891 (-15)
□為替
(対ドル)120.08(前日比0.29円高)
(対ユーロ)133.50(前日比1.74円高)
□CME日経225先物
18220(- 10)※大阪先物比
3日のNY株式市場は、序盤は買い先行しましたが、様子見ムードが強まり上げ幅を縮小。ダウは小幅に続伸、ナスダックは小幅続落となっています。
欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で追加緩和を見送りましたが、ドラギECB総裁は理事会終了後の記者会見で追加緩和の延長を示唆したことを受けて追加緩和期待が強まり欧州株が上げ幅を拡大。NY株式市場も買いが先行し、ダウは一時200ドル近くまで上げ幅を広げました。
尚、この日発表の経済指標はまずますの内容で、週間の新規失業保険申請件数は予想以上に増加しましたが、労働市場は回復傾向にあるとの見方は変わらず。7月の米貿易収支は輸出の増加で赤字額が予想以上に縮小。7月のISM非製造業景況感指数は前月から低下したものの、市場予想を上回り力強さを保ちました。
午後に入ると翌日の雇用統計が気にかかり上げ幅を縮小。買い持ち高を縮小させる動きが活発化しダウは下落に転じる場面もありましたが、引けではやや持ち直し小幅続伸で取引を終了しました。ナスダックも同じような動きでしたが、小幅続落となっています。
S&P業種別指数は、通信、生活必需品(日用品、食品等)、素材(資源、非鉄等)、公益(電力・水道等)などが上昇した一方、ヘルスケア(薬等)とテクノロジーが下げました。
個別銘柄では、アナリストが投資判断を引き上げたネット競売のイーベイがしっかり。一部事業の売却を発表した食品のゼネラル・ミルズが上昇し、その事業を買収するB&Gフーズは大幅高となっています。クレジットカードのビザやマスターカード、銀行のウェルズファーゴやバンカメなど、金融株も総じて堅調でした。
IBMやインテル、マイクロソフトなど旧来の大型ハイテク株が上昇した一方、フェイスブックやグーグル、アップルなどが下落。ギリアド・サイエンシズやアムジェンなどのバイオ医薬品の下落も目立ちました。決算が減収減益だった鉱山用機械のジョイ・グローバルが大幅安。バリックゴールドなどの産金株やデルタ航空などの下げも目立ちました。
ダウ構成銘柄では、インテル、IBM、ビザ、シスコシステムズ、ベライゾン、エクソンモービル、ユナイテッド・テクノロジーズなどが上昇した一方、キャタピラーやアップル、ジョンソン&ジョンソン、メルクなどが値を下げています。
NY原油先物(WTI)は続伸。米株の上昇を見て原油にも買いが入りましたが、米株が伸び悩むと原油も上げ幅を縮小しました。NY金先物は続落です。尚、バルチック海運指数(BDI)は約2カ月ぶりの低水準となっています。
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【2】本日の注目点と話題 **
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◆昨日の日経平均株価は4日ぶりに上昇し、前日比86円高の1万8182円となっています。
NY株は小動きで変化なし。CME日経225先物は1万8220円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万8182円と比べ40円ほど高い水準となっています。
◎日経平均株価と上下の節目
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1万8500円 心理的節目
1万8434円 5日線
1万8220円 CME日経先物
☆1万8182円 昨日終値
1万8000円 心理的節目
1万7806円 終値ベースの直近安値(8月25日)
1万7714円 取引時間中の直近安値(8月26日)
◎本日の経済指標
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10:30 7月の毎月勤労統計速報
11:00 8月の車名別新車販売
18:00 4-6月期のユーロ圏GDP改定値
21:30 8月の米雇用統計
中国・上海市場は本日も休場となります。
トルコのアンカラでは5日までの日程でG20財務相・中央銀行総裁会議が開催され、中国の経済情勢が主要な議題になる見通しです。
尚、8月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数は前月から21万7千人程度の増加、平均賃金は前月同様2.1%程度の伸びが見込まれています。
◎主な決算発表
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15:00 モロゾフ(2217)、カナモト(9678)
15:30 ポールトゥウィン(3657)
16:00 日東製網(3524)
◆その他のトピックは、ECB総裁が景気認識を下方修正・量的緩和拡充を排除せず、海外投資家の日本株売買動向・8月は最大の2.5兆円売り越し、日本ガイシが国際カルテル認め司法取引、昨年度の医療費1人31.4万円、昨年の出生数は最少の100万人、グーグルも定額制音楽配信サービス、ソニーが7年ぶりに中途採用再開、ソニーが自動車向けハイレゾ、スター・ウォーズ商戦幕開け、サンリオがカプコンと組み男児市場開拓。
ヤマダが全650店改装、コジマが商業施設内に大型店舗、川重が潜水艦設備を増強、昭和電工はリチウムイオン電池向け包装材の生産能力増強、富士フはサービス分野強化・複合機関連事業の利益を引き上げ、くらが今期の利益見通しを上方修正、クミアイ化の11~7月最終益33%増、三井ハイテクの今期は一転減益、日本駐車場の7月期純利益16%増、三井ハイテク、マーベラスが自社株取得枠設定など。
◆今日の高島暦
< 相場の波動 >
変化注意日 前日来の足取りを究めて駆引きせよ
<相場高低判断>
当分の高値出づ