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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
16674.74(- 65.21)▼0.39%
□ナスダック
4893.95(+ 4.71)△0.10%
□S&P500
1990.20(- 5.11)▼0.26%
□ダウ輸送株
8215.44(+ 32.07)△0.39%
□半導体株(SOX)
621.05(- 5.52)▼0.88%
□NY原油先物(10月限)
46.90(- 0.25)
□NY 金先物(12月限)
1117.00(- 2.00)
□バルチック海運指数
883 (+69)
□為替
(対ドル)120.15(前日比0.78円高)
(対ユーロ)137.19(前日比0.27円安)
□CME日経225先物
18160(-200)※大阪先物比
17日のNY株式市場は、利上げ見送り決定後に売りが優勢となり、ダウは3日ぶりに下落しました。
この日序盤の取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を午後に控えて様子見ムードが強く、前日終値付近でもみ合いました。
米連邦準備理事会(FRB)がこの日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送り、事実上のゼロ金利政策の維持を決定したことが明らかになった直後は好感した買いが入り、ダウ一時200ドル近く上げる場面がありましたが、買いは続かずイエレンFRB議長の会見で10月の利上げが意識されたことや目先の利益を確保する売りに押されダウはマイナスに転じました。
尚、この日発表された週間の新規失業保険申請件数は横ばいを見込んでいた市場予想に反して減少し、雇用市場の回復が続いていることを示唆。8月の米住宅件数は前月比3%減と市場予想を下回りましたが先行指標の着工許可件数は3.5%増となり住宅市場の底堅さを示しました。一方、9月のフィラデルフィア連銀景況感指数は予想外の低下で、昨年2月以来のマイナスとなりました。この日の経済指標は強弱まちまちの内容でしたが、投資家の関心がFOMCに集中していたこともあって材料視されませんでした。
S&P業種別指数は、公益(電力、水道等)やヘルすケア(医薬品等)などが上昇した一方、金融や通信の下落が目立ちました。
個別銘柄では、フランスの通信会社アルティスに買収されることになった米CATVのケーブルビジョン・システムズが急伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた半導体のエヌビディアやアパレルのTJXがしっかり。フェイスブックやアマゾン・ドットコム、ギリアド・サイエンシズなどナスダックに上場するいわゆる「モメンタム株」の上昇も目立ちました。
航空会社のユナイテッド・コンチネンタルが大幅高となり、アメリカン航空やジェットブルーなども上昇しています。一方、前日夕に発表した四半期決算が減収減益だったオラクルが売られ、冴えない業績見通しを示した通信のベラゾンが下落。トレーディング収入が減少するとの見通しを示したバンカメが下落し、ウェルズファーゴやJPモルガンなどにも売りが波及。指数への影響が多いアップルも下落しました。
ダウ構成銘柄では、ユナイテッドヘルす、ファイザー、コカコーラ、シェブロン、ジョンソン&ジョンソン、ディズニーなどが上昇した一方、JPモルガン、アップル、キャタピラー、ベライゾン、ゼネラル・エレクトリックなどが値下がりしました。
NY原油先物(WTI)とNY金先物はともに小幅反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後は原油は下げ幅を縮小し、金は時間外取引で上昇に転じています。
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【2】本日の注目点と話題 **
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◆昨日の日経平均株価は3日連続上昇。終値は前日比260円高の1万8432円と、およそ1週間ぶりの高値を付けました。
尚、米連邦準備理事会(FRB)は17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送り、事実上のゼロ金利政策の維持を決定しました。利上げ見送りを受けてNY株式市場は利益確定の売りが優勢となり、ダウは3日ぶりに反落しました。
CME日経225先物は1万8160円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万8432円と比べ270円ほど安い水準となっています。
◎日経平均株価と上下の節目
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1万8770円 9月9日終値(大陽線の上辺)
1万8726円 25日線
1万8500円 心理的節目
☆1万8432円 昨日終値
1万8172円 5日線
1万8160円 CME日経先物
1万8119円 9月SQ値
1万8093円 一目転換線
1万8000円 心理的節目
◎本日の経済指標
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08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(8月6~7日開催分)
11:00 8月の電力需要実績
14:00 8月の粗鋼生産量
14:30 8月の全国百貨店売上高
海外では、8月の中国新築住宅価格、8月の米景気先行指標総合指数の発表が予定されています。
◎市場変更
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PSS(7707) ジャスダック → 東証マザーズ
◆その他のトピックは、安保法案はきょうにも成立、三井住友信託が郵政3社のみで運用する投信・1万円から投資、東証が株価3000~5000円の銘柄の刻み幅を1円に拡大、TPP・30日から閣僚会合、規制強化で上海株の売場急減・振れ幅拡大、再生医療製品をスピード承認・販売までの時間短く、介護と保育の一体運営を推進・厚労省、8月の貿易統計・輸出数量が全主要地域で減少、9月短観の民間予測・景況感が小幅悪化、8月の日本製半導体製造装置BBレシオ2カ月連続で1割れ、アルバイト時給が3カ月連続最高・8月の三大都市圏、NAND型5カ月ぶり下落・スマホ向け不振。
ホークス優勝で記念セール開始、ヨーカ堂40店舗を閉鎖・7&i、イオンとロート製薬などが三重県で大型の複合リゾート施設、東京ゲームショウ・出展数過去最多、京セラが業務文書管理の独社を買収、ローソンがポプラと共同で新型店、ユニクロがフリースの一部値下げ、シャープが調理自動の電気無水鍋、東電や東ガスなど大手6社が11月値下げ、東芝が傘下の不動産株を野村不動産に売却、ユニチャームが海外戦略強化・インドや中東に注力。
アシックスが今期予想を下方修正、三井住友建が配当性向引き上げ検討、東急建が8年ぶりに中間配、OKAYAの4~9月最終損益が一転赤字に、クスリアオキ6~8月税引き56%増益、旭ダイヤ、エノグモ、サカイオーベが自社株取得枠設定など。
◆今日の高島暦
< 相場の波動 >
保合となるか、じり安を辿る日
<相場高低判断>
小相場にて後場跳る