★FRB(イエレン議長)は、利上げ今月無しを発表しました。
恐らく、米国内だけを重視すれば、利上げして、不動産ミニバブル抑制を
した方が安全と思えますが、
一方、世界経済(巨大ロケット)の2大ロケットエンジン(左:中国、右:米国)を
考えれば、中国経済減速(左ロケット)の中、利上げでも米国経済が元気良く
成長継続できるかどうかは、大きな賭けに見えました。
その賭けに失敗すれば、米国経済はもとより、世界経済全体が失速してしまうリスクが
見えていました。
(こちらを重視した模様。
利上げ噂だけで、新興国は現在、通貨安で困窮中。)
★消去法での結論
現在の世界経済状況から、大きな賭けには出れず、現状維持(利上げ無し)で様子を見る
その内、日本/欧州が元気に戻るか。(サブ・エンジン)
中国(左エンジン)は、中速を維持するか。
この方針から、数か月程度のスパンで様子見が続く公算が大きいでしょう。(年内見直し無し?)
◆甘利経済相
世界経済を考慮した適切な判断
★NHKニュース
ニュース詳細
米FRB 利上げを見送り
9月18日 3時10分
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アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は、金融政策を決める会合を終えて声明を発表し、最近の金融市場の不安定な動きを踏まえ、焦点となっていたゼロ金利政策の解除は見送り、雇用がもう少し改善し物価の上昇を確かめてから、利上げを始めるという方針を維持しました。
FRBは17日まで2日間、金融政策を決める公開市場委員会を開き、終了後、声明を発表しました。
声明でFRBは、アメリカの景気は緩やかに拡大していると指摘しました。
声明でFRBは、アメリカの景気は緩やかに拡大していると指摘しました。
一方で、中国経済の減速をきっかけにした世界的な株価の急落などを踏まえ、「最近の世界経済と金融市場の動向が景気をいくぶん下押しする可能性がある」とも指摘しました。そして、焦点のゼロ金利政策については今回は解除せずに利上げを見送り、「雇用がもう少し改善し物価が中期的に上昇していくと確信できれば利上げする」というこれまでの方針を改めて強調しました。
今回の決定にあたっては、10人の会合参加者のうち9人が賛成し、1人は反対して利上げを求めたということです。
アメリカ経済は、先月失業率が5.1%となり、FRBが目標としていた水準まで改善するなど、利上げを始める環境が整ったという見方も出ていました。
しかし、物価上昇率はまだFRBの目標を下回っているほか、中国経済の減速や金融市場の不安定な動きが続いていて、FRBは、今回は利上げを見送り、金融市場や海外経済の動向も見極めたほうがよいと判断したものとみられます。
イエレン議長「もう少し待つべき」
FRBのイエレン議長は会合終了後、会見を行い、「今回、利上げの可能性を議論したが、海外経済の不透明感が高まり、今後の物価の見通しも予想よりやや弱くなっている。会合では、もう少し利上げの根拠がそろうのを待つべきだと判断した」と述べました。
また、「中国をはじめ新興国の経済成長の見通しに懸念が高まり、金融市場の変動が大きくなっている」と指摘しました。
一方、ゼロ金利政策の解除の時期について、イエレン議長は「会合参加者の多くは、引き続き年内の利上げが適切だと思っている。10月の会合ももちろん含まれる」と述べ、来月下旬の次の会合も含め、利上げの是非を検討していく意向を示しました。
一方、ゼロ金利政策の解除の時期について、イエレン議長は「会合参加者の多くは、引き続き年内の利上げが適切だと思っている。10月の会合ももちろん含まれる」と述べ、来月下旬の次の会合も含め、利上げの是非を検討していく意向を示しました。