概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況            
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□ダウ工業株      
16739.95(+140.10)△0.84%

□ナスダック       
4889.24(+ 28.72)△0.59%

□S&P500      
1995.31(+ 17.22)△0.87%

□ダウ輸送株       
8183.37(+ 19.44)△0.24%

□半導体株(SOX)    
626.57(+  1.43)△0.23%


□NY原油先物(10月限)  
47.15(+ 2.56)

□NY 金先物(12月限)
1119.00(+16.40)

□バルチック海運指数    
814   (+12)

□為替      
(対ドル)120.59(前日比0.35円安)
        
(対ユーロ)136.10(前日比0.66円安)

□CME日経225先物 
18345(+205)※大阪先物比



 16日のNY株式市場は、利上げ観測の後退や原油高を追い風に続伸しました。ダウは8月20日以来およそ1カ月ぶりの高値で取引終了です。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控えて様子見ムードが強い中、日本や上海などのアジア株や欧州株が上昇した流れを受けてNY株式市場も買い優勢で推移。

 国際通貨基金(IMF)や世界銀行に続き、経済協力開発機構(OECD)も米国の利上げをけん制する中、この日朝方発表された8月の米消費者物価指数(CPI)は前月比で7カ月ぶりに低下し、インフレ圧力の鈍さが示されたことで9月利上げ観測がさらに後退したことも相場を支援しました。

 また、この日発表された週間在庫統計で、増加が見込まれていた原油の在庫が予想に反して3週間ぶりに減少したことを受けて、原油の需給が緩んだ状態が続くとの見方が後退し原油先物が5%超の上昇。収益改善期待からエネルギー株の上げ幅が拡大したのに伴い主要株価指数も引けにかけて一段高となっています。

 S&P業種別指数は、通信を除く9業種が上昇。最も上昇したのはエネルギーで、素材(資源等)、一般消費財・サービス(消費関連、メディア等)、生活必需品(日用品、飲料等)などが続きました。

 個別銘柄では、ベルギーのビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブの米預託証券(ADR)が大幅高。ンベブが世界2位の英SABミラーに買収提案を行ったことが明らかになっており、SABミラーと合弁でミラークアーズを展開しているモルソン・クアーズの株価も急伸しました。オムロンが買収する産業用ロボを手掛けるアデプトは62%高と、買収価格にさや寄せする形で急騰しました。

 原油相場の上昇を受けてシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー株が上昇した他、資源大手のBHPビリトンやフリーポート・マクモラン、非鉄のアルコア、産金のゴールドコープやニューモント・マイニングなども軒並み上昇。人員削減計画を発表したITのヒューレット・パッカードが買われ、増配を発表したマイクロソフトも堅調に推移しました。

 一方、通期の利益見通しを下方修正した物流の大手のフェデックスが下落し、好業績を手掛かりに前日上昇した同業のUPSも小幅反落。米携帯電話4位でソフトバンクグループ傘下のスプリントは大幅安。米格付け会社のムーディーズは前日、スプリントの社債格付けを数段階引き下げ、債務不履行(デフォルト)に近い「Caa1」としています。

 ダウ構成銘柄では、小幅安のベライゾンを除く29銘柄が上昇。ゼネラル・エレクトリック、シェブロン、エクソンモービル、コカコーラ、ナイキ、キャタピラー、ホームデポなどが上昇率上位となっています。

 NY原油先物(WTI)は前日比5%超の上昇で大幅続伸。週間の在庫統計で、原油在庫が予想に反して減少していたことが買い戻しを誘い、8月31日以来およそ半月ぶりの高値で取引を終了しました。NY金先物は緩和的な金融政策が当面続くとの見方を背景に反発しました。



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【2】本日の注目点と話題        
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◆昨日の日経平均株価は今月初の2日連続高となり、前日比145円高の1万8171円で取引を終了しました。

 上海株は東証引け後に急上昇し、147ポイント高の3152と4.8%の大幅高となっています。

 NYダウは連日3ケタの上昇で、約1カ月ぶりの高値で取引を終了しました。

 CME日経225先物は1万8345円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万8171円と比べ170円ほど高い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 1万8770円 9月9日終値(大陽線の上辺)
 1万8500円 心理的節目
 1万8345円 CME日経先物
☆1万8171円 昨日終値
 1万8145円 5日線
 1万8119円 9月SQ値
 1万8093円 一目転換線
 1万8000円 心理的節目



◎本日の経済指標
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 08:50 対内証券売買契約
   〃   8月の貿易統計
   〃   4~6月期の資金循環統計速報
 14:00 8月の民生用電子機器(TVやカーナビ等)の国内出荷実績
 15:00 投資部門別売買状況


 その他、幕張メッセで東京ゲームショウが開幕します(20日まで)。

 海外では米国新規失業保険申請件数、8月の米住宅着工件数、4~6月期の米経常収支、9月の米フィラデルフィア連銀景況感指数などの発表が予定されています。
         

 なお、利上げのあるなしで注目される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表は日本時間18日午前3時です。結果発表後の記者会見でのイエレン議長の発言も注目されます。




◎新規公開(IPO)
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 ブランジスタ(東マ・6176) 公開価格450円



◎市場変更
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 テクノスJ(3666) 東証2部 → 東証1部



◎主な決算発表
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 15:00 クスリのアオキ(3398)




◆その他のトピックは、基準地価・三大都市圏の商業地3年連続で上昇・地方中核都市で高い伸び、年間訪日客・10日時点で1342万人・すでに昨年通年上回る、北海道新幹線が3月26日開業、ビール首位のインベブが2位のSABミラーに買収代診、S&Pが日本国債を格下げ、改正医療法成立・病院再編を後押し、7月の鋼材受注2%減・2カ月ぶりマイナス、日韓など消費国が連携し天然ガス調達の条件改善へ、USJ・再上場を来年以降に延期へ。

 米カーライルが1200億円規模の日本企業ファンド、OECDが世界経済見通し引き下げ・中国減速で、セイノーとインドネシア最大財閥がネット通販で合弁、ソニーとオリンパスが4K外科用内視鏡を製品化、スズキが独VWの保有株を買い戻し・自社株買い4700億円、ノジマがベトナム進出、ガリバーが中古車の個人売買仲介、オムロンが米産業用ロボット会社を買収、ワタミが介護事業を損保JPに売却、東芝が水処理事業のインド社を買収、携帯3社の新プランは横並び、ぐるなびが中国客向け飲食サイト。

 島津が総還元性向30%へ・初の自社株買いも、野村総研4~9月営業益は3割増で過去最高、ツルハの6~8月最終益過去最高、ハイデ日高の3~8月営業益最高に、東亜建が通期の営業益予想を上半期で達成、アダストリアの3~8月純利益最高、大水が11月1日付で1000株から100株に、リスクモンスターが自社株13万株を消却、米キャピタルがトプコン株を買い増し、香港系ファンドが三陽商株を6%超取得、ソフトクリエイト、石井食、エスケー化研が自社株取得枠設定など。



◎明日の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 17日(金)
 日銀金融政策決定会合議事要旨(8月6~7日開催分)
       
 8月の粗鋼生産量
       
 8月の全国百貨店売上高
       
 8月の米景気先行指標総合指数



◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 >
下落含みの日 戻り売り方針

 <相場高低判断>
相場の寄付きに倣う
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