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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
18026.48(+ 60.78)△0.34%
◎TOPIX
1462.24(- 0.17)▼0.01%
◎売買高概算 20億8033万株
◎売買代金概算 2兆3026億円
◎時価総額 526兆9557億円
◎値上り銘柄数 924
◎(年初来)新高値 10
◎値下り銘柄数 850
◎(年初来)新安値 27
◎変わらず 123
◎騰落レシオ(25日)
66.14%(前日比0.66%上昇)
◎サイコロ(日経平均) 4勝8敗
●●●○○●○●●●○ 33.3%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-4.63%
75日線比-9.49%
◎為替
(対 ド ル)119.74(前日比0.41円高)
(対ユーロ)135.17(前日比1.05円高)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
235.2円(- 0.5円)18317万株
2.東芝 <6502>
309.0円(- 5.8円)12299万株
3.三菱UFJ<8306>
748.0円(- 5.4円) 6508万株
4.東電 <9501>
818円(- 2円) 4825万株
5.神戸製鋼 <5406>
154円(- 2円) 4528万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
13600円(+ 80円) 1897億円
2.トヨタ自 <7203>
7161円(+ 154円) 977億円
3.KDDI <9433>
2603.5円(-157.0円) 592億円
4.ソフトBK<9984>
6018円(- 136円) 574億円
5.三菱UFJ<8306>
748.0円(- 5.4円) 491億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1150万株 買い1090万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が4日ぶりに上昇、60円(0.34%)高の1万8026円と1万8000円台に乗せて取引終了です。昨晩のNYダウは62ドル安でしたが、昨日までの3日連続安で804円の下げ幅となっていたことから朝方から押し目買いが優勢。9:58には上げ幅が363円となる場面がありました。
その後は10:30オープンの上海市場が安く始まったことを横目に徐々に上げ幅を縮小。昼すぎに日銀の金融政策の現状維持が伝わると円相場が1ドル=119円台の円高に振れ、引けにかけて一段と上げ幅を縮めています。売買代金は概算2兆3026億円、上海総合指数は109ポイント(3.5%)の大幅安で3005です。
業種別では、水産、食品、自動車、小売、陸運、紙パなどが高く、情報通信、鉄鋼、建設、ふどうさん、海運、非鉄などが下げています。
個別銘柄では、伊藤ハムが16円高の689円と値を上げています。食肉加工7位の米久と経営統合する方針と報じられ、ハム・ソーセージ事業の国内シェアは日本ハムを抜き首位に立つ見通しであり、統合による事業基盤の強化を期待した買いが入っています。米久も220円高の2497円と値を上げています。16年4月に共同持ち株会社を設立し、2社を事業会社として傘下に置く模様です。
昨日まで4日連続でストップ高のビットアイルが9:12に911円で値が付き、終値も64円高の911円となっています。8日にデータセンター運営大手の米エクイニクスが買収すると発表。TOB価格は1株922円であり、サヤ寄せする形で買いが入っていました。
食品の「業務スーパー」を運営する神戸物産が3日連続高で1110円高の1万0900円と大幅高。14年11月~15年7月期の連結純利益が前年同期の2.3倍に当たる38億円と発表。同期間として過去最高を更新し、好感した買いが膨らんでいます。15年10月期の純利益は前期比92%増の50億円見通しです。
アップル関連が上昇。12日から予約を始めたスマートフォン「iPhone」の新モデルの注文が昨年を上回るペースで推移していると報じられ、関連銘柄に物色の矛先が向かっています。村田製作は3日連続高で180円高の1万6835円、液晶パネルのジャパンディスプレイは7円高の381円、アルプスが連日の上昇で10円高の3580円、TDKも10円高の7260円と値を上げています。
その他、静岡地盤で集団指導塾主力の秀英が76円高の876円、電通や博報堂など広告大手が主顧客でイベント企画運営のテー・オー・ダブリューが53円高の764円、タブレット用タッチパネル部材の日本写真印刷が107円高の2259円、火災報知器のホーチキが33円高の1181円と値を飛ばしています。
本日の新高値銘柄は、アダストリア、日本バイリーン、ビットアイル、ホーチキ・・・等々です。
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【2】主な投資判断 **
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[クレディS証券]
据置き A
(4188)三菱ケミHD 1,000→ 1,030円
引下げ A→B
(6361)荏原 800→ 500円
据置き C
(8955)Jプライム 38万→ 34万円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(2181)テンプHD 5,400→ 5,800円
据置き C
(2678)アスクル 2,500→ 2,700円
[野村証券]
据置き A
(2678)アスクル 5,000→ 5,200円
据置き A
(4592)サンバイオ 3,500→ 3,450円
引下げ A→B
(3088)マツモトキヨシ 4,500→ 5,500円
据置き B
(6502)東芝 380→ 350円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(1928)積水ハウス 2,360→ 2,250円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】本日の経済指標等の結果 **
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◎日銀金融政策決定会合
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本日の会合で日銀は、マネタリーベース(資金供給量)を年80兆円に相当するペースで増やす金融政策の維持を賛成多数で決定しました。
尚、中国やアジアの最近の景気減速を踏まえ、海外経済については判断を弱めた一方、国内景気については「緩やかな回復を続けている」との判断を据え置きました。
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【4】ランキング(食品) **
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業種分類で「食品」に属する銘柄を、売上高の多い順に並べてみました。
※売上高は前期実績、時価総額は前日の値です。
<売上高> <時価総額>
1位 キリンHD
2兆1957億円 1兆4701億円
2位 JT
2兆1539億円 8兆0520億円
3位 アサヒグループ
1兆7854億円 1兆7239億円
4位 サントリーBF
1兆2572億円 1兆3951億円
5位 日本ハム
1兆2128億円 5226億円
6位 明治HD
1兆1611億円 1兆2756億円
7位 味の素
1兆0066億円 1兆4460億円
8位 山崎製パン
9950億円 3810億円
9位 森永乳業
5948億円 1284億円
10位 キユーピー
5534億円 3593億円
ちなみに、時価総額順位では下記銘柄がTOP10入りします。
ヤクルト本社
(売上高3679億円、時価総額1兆0325億円)
キッコーマン
(売上高3713億円、時価総額6890億円)
日清食品
(売上高4315億円、時価総額6119億円)
カルビー
(売上高2221億円、時価総額5406億円)
なお、経営統合を発表した伊藤ハムと米久のデータは下記のようになっています。
伊藤ハム
(売上高4811億円、時価総額1665億円)
米久
(売上高1550億円、時価総額655億円)
伊藤ハムは「食品加工業」では日本ハムに次いで業界2位、米久は7位で、単純合算した売上高は6361億円(上記ランキングの9位に相当)となり、売上高3411億円で食品加工業3位のプリマハム(時価総額803億円)を引き離します。
また、統合会社のハム・ソーセージ事業の国内シェアは、日本ハムを抜いて首位に立つ見通しです。
昨日の取引で東証上場銘柄の売買代金に占める空売りの比率は42.3%と、08年10月の統計開始以降の最高となっています。これは目先的に弱気な投資家が増加したことを示すデータであると同時に、相場が反転高しやすい状況にあることを示しています。