8月第4週の先物を含めた投資主体別売買動向は、海外勢が1兆8830億円の売り越しとなり
第2週目から3週連続の売り越しで、総額は3兆6830億円に上りました。
http://jp.reuters.com/article/2015/09/03/idJPL4N1192AJ20150903
また同期間の現物売買は1兆1367億円の売り越しで、そのうち半分が第4週に集中しています。
日経平均を2万円以上まで買い上げた海外勢は、今年1月~7月で約2兆3000億円買い越していましたが
丁度その半分を、8月第2週以降に手仕舞いしたことになります。
こうした傾向がこの先まだ続くかどうかは米国の利上げ観測に左右されそうですが
VIX指数や過去のアノマリーから判断すると、9月に状況が好転するとは考え難く
やはり戻り売り優勢の地合いが続く様な気がします。
[東京 3日 ロイター]
<15:34> 日経平均・日足は「小陰線」、5日線が上値圧迫
日経平均・日足は上ヒゲを伴う「小陰線」。5日移動平均線(1万8494円06銭=3日)に圧迫される形で伸び悩み、上値の重さを感じさせる。前日同様に1万8500円に接近すると戻り売りの圧力が強くなった。1万8500円から上方の戻り売りをこなすには東証1部売買代金で3兆円程度が必要になりそうだ。下値固めから反騰相場への移行に向けて市場エネルギーの拡大が重要なカギを握っている。一方、1万8000円付近での押し目買い意欲も強く、現時点で底割れの可能性は低いが、8月26日安値(1万7714円30銭)を下回ると2段下げとなり、下値余地が拡大する。
以上はロイターの総括ですが、海外勢が買いに転じない限り
日経平均18500円以上は極めて実現困難だと思います。
また今日の東京市場は、日銀の木内審議委員の講演内容に水を注された恰好になりましたが
http://jp.reuters.com/article/2015/09/03/bank-of-japan-kiuchi-idJPKCN0R305G20150903
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=274608
中国市場が明日まで休場ということもあり、最近にしては穏やかな地合いだと感じました。
但しABMアムロの先物手口には依然要注意だと思います。
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/invest_tool/futures/futures_top.asp
(今日の売買)
6050 イーガーディアン(買い戻し)
保有銘柄数:10銘柄