10日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸。終値は前日比15円8銭(0.12%)高の1万3067円21銭で、後場中ごろには1万3100円台を回復する場面もあった。前日の米株式相場の急落を受けて、朝方は1万3000円台を割り込んだものの、あすの株価指数オプション7月物の特別清算指数(SQ)算出を控えて、1万3000円を割り込むと相場損失につながる参加者から先物に支え的な買いが入った。また、値ごろ感を指摘する声や機関投資家の買い観測もあり、不動産や銀行、小売株などが上昇。自動車や非鉄株なども買われ、後場は前日終値を上回って推移した。東証株価指数(TOPIX)も続伸した。


