年に1度か2度しかないバーゲンセールだが、注意点もあり

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は大幅続落した(DJIA -530.94 @16,459.75, NASDAQ -171.45
@4,706.04)。ドル円為替レートは121円台前半の円高方向へ動いた。上海総合指数も8.5%急落し、世界同時株安となった。東証1部では、上昇銘柄数が僅か8に対して、下落銘柄数は1,880となった。騰落レシオは74.99%へ低下した。東証1部の売買代金は4兆1075億円へ膨れ上がった。パニック売りがたくさん出たことが見て取れる。

米国株の連日の大幅下落と中国株の急落を嫌気してTOPIXも日経平均も大きくギャップダウして始まり、さらに大きく下げて長い陰線を引いた。寄り付き前、日経平均は1,000円くらいは下げると予想していたが、当たらずとも遠からずだった。恐怖に慄いてパニック売りがどっと出てきたようだ。もし、明日も同じように窓を空けて始まり長い陰線を引いて終わるようだと(三空叩き込み)、とりあえず投げ売りは一巡したと考えることができるだろう。ピンチはチャンス。年に1度か2度しかないバーゲンセールと見ることもできるが、急落時に是非拾ってみたい銘柄は、経営戦略・ビジネスモデルがしっかりしており営業利益率が安定して高い成長株だけだ。このような銘柄は平時はかなり割高に評価されているのでその値段で買うのは確率的に不利だが、今回のような非常時には割高度が急低下する。だだし、普通のその他多数の平凡株も嵐が通り過ぎればそれなりに反発するはずだが、前回の高値を更新するのはもはや無理だと思う。中国の経済成長率の漸減は明らかであり避けられない。早晩、中国は財政政策と金融政策をさらに強化発動して、総力戦で景気浮揚に乗り出すはずだ。しかし、かつての高度経済成長を取り戻すことはできない。日本がいつか通った道を中国も歩んでいる。今や中国経済と取引が巨額になった日本企業は特にその悪影響を免れない。さらにタイミング悪く、アメリカは金融引き締めを始めるかどうかの局面に来ている。アメリカが金融引き締めを行えば、間違いなく新興国には大きな逆風が吹く。それが巡り巡って日本にも悪影響が及ぶのは必至だ。従ってある程度戻って反発力が尽きた頃には戻り売り狙いが有効な作戦ではないだろうかと、今日のところは考えている。

以前から成長株として注目していた数銘柄を少し打診買いした。売り玉はすべてトレーリングストップで近づけ、反発初動となったら直ぐに利食い手仕舞いできるようにスタンバイ中(^_^)。♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

TOPIX -92 @1,481
日経平均 -895円
@18,541円

33業種全てが下落した。下落率トップ5は、銀行(1位)、不動産(2位)、鉄鋼(3位)、保険(4位)、空運(5位)となった。


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