株式市場で最も恐いのは疑心暗鬼だということが、今日の相場を見て改めて良く解かりました。
そしてこの疑心暗鬼こそがヘッジファンドにとって最大の武器になる訳で
一定の水準まで売り崩せば、後は勝手にブン投げてくれるのでこんな楽な展開は無いでしょう。
世界の株式市場は卵が先か鶏が先か
つまりNYが先か上海が先かという様に、互いに様子を窺う悪循環に陥っています。
過去に於いてはNY市場が先ず下げ止まり、他市場がそれに追随するパターンが普通でしたが
肝心のNY市場に足を引っ張られてはどうすることも出来ません。
因みにダウ先物は一時16000ドルを割りました。
一方上海総合指数は前日比-9%まで沈んだ後、漸く-7%台まで戻していますが
株価の動揺が最も激しい市場だけに当分予断を許しません。
それにしても東京市場は完全にオモチャにされ、特に新興市場は惨憺たる状況です。
JQは前日比-7.16%、マザーズに至っては-12.48%で
8月に入ってからの下落率は、何と-23.32%に及んでいます。
参考までに他市場の8月度下落率は
日経平均-9.93%、TPOIX-10.77%、日経ジャスダック平均-12.03%という状況で
株価暴落時はマザーズ指数が突出して下落する傾向が今回も証明されました。
さて明日以降の展開ですが、やはり今夜のNY市場が下げ止まるかどうかにかかっていると思います。
ただ日経平均株価は直近の5営業日で2080円も下落しており、流石に下げ過ぎの感は否めません。
従って今夜のNYダウが-100ドル以内で収まれば、明日は買いが優勢になる様な気がします。
(後場の売買)
今日は買う予定は無かったのですが、監視中の4461第一工業製薬が動意付いたので飛び乗りました。
さらに3901マークラインズが一瞬S安に張り付いたので、こちらは買い下がりです。
4461 第一工業製薬(345円買い約定)
3901 マークラインズ(2112円買い約定)