昨日の米国株式相場は大幅続落した(DJIA -358.04 @16,990.69, NASDAQ -141.56
@4,877.49)。ドル円為替は123円台も割り込む円高方向へ動いた。上海総合指数も大幅に下げた。これらを受けて、本日の日本株全般は全面安となった。東証1部では、上昇銘柄数が僅か33に対して、下落銘柄数は1,854となった。騰落レシオは81%へ下げた。東証1部の売買代金は3兆1914億円と膨らんだところから判断すると、上がると思って買ったが、恐怖に負けて一斉に逃げ出したようだ。いつの時代も同じことが繰り返される。希望⇒欲望⇒恐怖⇒希望。
米国株の大幅続落と上海株の大幅続落、さらに円高を嫌気してTOPIXも日経平均も大きくギャップダウンして始まり、さらに下げて陰線で終えた。10月17日を起点とする上昇トレンドラインはまず6月18日に崩れ、その後は高値圏での往来相場が続いていたが、ついに下放れた。7月8、9日にも一度下放れたが数日で往来相場圏内に回復した。今回は、7月9日安値を割り込まない限り、また元の高値圏内へ戻ると期待できる。しかし、高値圏での滞留時間が長くなればなるほどしこり玉が累積するので戻ってくるとやれやれの戻り売りが出やすくなる。隣の朝鮮半島もきな臭くなってきた。
TOPIX
-51 @1,573
日経平均 -598円
@19,436円
33業種全てが下げた。下落率トップ5は、保険(1位)、その他製品(2位)、不動産(3位)、銀行(4位)、その他金融業(5位)。株価が急落すれば保有株式の含み益が急減する保険と銀行が下がるのは当然だろう。