今日は、昔録画していた「日本のいちばん長い日」を再鑑賞する予定。
1967年公開。陸相阿南惟幾役は三船敏郎。
自分的名場面・・・。
終戦の詔勅に署名したのち阿南陸相は鈴木首相のもとを訪れ
「終戦についての議が起こりまして以来、自分は陸軍を代表して強硬な意見ばかり
を言い、本来お助けしなければいけない総理に対してご迷惑をおかけしてしまいま
した。ここに謹んでお詫びを申し上げます。自分の真意は皇室と国体のためを思っ
てのことで他意はありませんでしたことをご理解ください」と述べた。
鈴木は「それは最初からわかっていました。私は貴方の真摯な意見に深く感謝して
おります。しかし阿南さん、陛下と日本の国体は安泰であり、私は日本の未来を悲
観はしておりません」
と答え、阿南は「私もそう思います。日本はかならず復興するでしょう」といい、
愛煙家の鈴木に、南方の第一線から届いたという珍しい葉巻を手渡してその場を
去った。
鈴木は「阿南君は暇乞いに来てくれたのだね」とつぶやいている・・・。
「一死をもって大罪を謝し奉る」との遺書を残し、
昭和20年8月15日、日帝最後の陸相阿南惟幾は自刃絶命した。
こんな時代を繰り返してはならない。
誰かが呟いた「戦後は終わった。これからは戦前になる」と...