毎年見に行っている「阿波踊り」。今年も今日行って来て今帰ったところだ。
いつも見ているのに年々つまらなくなっている。
来年はもう見るのを止めようかとさえ思ってしまった。
なにがつまらないのか? もし阿波踊りの関係者がこの日記を読んだら一考して欲しい。
爺ちゃんが遠路はるばる徳島市まで出かけ、演舞場の入場料を支払ってまでしてなぜ見に行くのか知ってるかい?
それはね、有名連の踊り手達が1年間みっちり精進を重ね磨いた踊りを見たいが為なんだよ。
有名連ごとに特色があり工夫がある。その成果を楽しみにしているからなんだ。
それなのに今日は午後6時から開演した阿波踊りが、1時間40分の演舞時間のうち実に1時間15分が下手な一般人の連だったのだ。
そんな下手な踊りを見たいが為に、わざわざ徳島まで出かける必要などなかった。
これには企画上の問題がある。
有名連を一般の下手な連のサポートとして利用しているからだ。
すなわち玉石混合と言う事だね。宝石と石ころを混ぜたら全部ただの石ころに見える。
下手な踊り手の中に有名連のメンバーが混じり、一般の会社の名前を叫びPRしている。
いつから有名連はどこかの会社の広告連になり下がったのか。
昔は有名連は有名連として演舞してくれていた。さすがは有名連は違うな。踊りが桁違いにうまいと思ったもんだ。
最近は「サポート」とか言うシステムになって、有名連が連続して出演する事が稀になった。
最後のラストになってやっと2組の有名連が踊ってくれた。たったそれだけだった。
観客を馬鹿にしている企画だった。入場料を返せ!と叫びたいほどだった。
今回も市役所前の演舞場で見物したのだが、本部席のアナウンサーの女性がキンキン声で大声を上げていた。頭の神経がビリビリする程の金切り声だった。もっとソフトな声の女性を起用できなかったのかな?
運営も企画も演舞もなっていなかった。
昔は良かった。本当の阿波踊りはどこに行けば見られるのか?