子会社破産で借入金を肩代わりのLIXILが最終赤字329億円

TAROSSAさん
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LIXILグループは7日発表した2015年4~6月期連結決算で、子会社だった水栓金具会社「ジョウユウ」の破産に伴い借入金を肩代わりした330億円を損失計上したことから、最終損益が329億円の赤字(前年同期は4100万円の黒字)になったそうです。

国内のリフォーム需要の回復で水回り製品が好調で、営業利益と経常利益は2ケタ増加したそうです。

 

ジョウユウの破産により、債務保証していた分を履行して損失が出ると前期決算の発表時に公表していましたが、ジョウユウからの回収額の合理的な見積額を算定できないため、今回の決算で特別損失に計上したとのことです。

会見で藤森義明社長は「被った損害の回復に全力を尽くす」と話したそうです。

 

売上高は前年同期比5%増の4006億円、海外売り上げも堅調で、4~6月期の好調を踏まえ、4~9月期の売上高の見通しを前年同期比11%増の8800億円(従来予想は8700億円)、経常利益は同42%増の180億円(同95億円)に上方修正したそうです。

ただ、最終損益で180億円の赤字(前年同期は34億円の黒字)予想は変えないそうです。

 

最終損益が大きな赤字だったものの、売上高や経常利益を上方修正したのはよかったですね。

 

5938:2,705円

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