貞子と伽耶子

投財堂さん
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昨日・・・俺は見た。真夏の恐怖と衝撃映像“4時間スペシャル”・・・というテレビ東京でやっていたお笑い番組を。もはや、地上波の末期的症状だな。もっとも、TV東京だから許してやってもいいが・・・真夏、しかも猛暑。昔より遥かに暑い。当然、以前より涼しい番組が必要である。背筋が凍るような怖い話でなければならない。然るに・・・昨日の話は・・何か?お笑いか?お 判 り 頂 け た だ ろ う かとは、この手の番組の定番のセリフだが・・・俺は判らない。なぜ、幽霊の70%が貞子なのだ?残りの30%が呪怨の伽耶子さん。 今や貞子と伽耶子は日本だけでなく、世界の心霊動画に登場している。あの、映画「リング」が公開される前までは貞子型の幽霊は皆無であった。それが今では、あちこちに貞子がいる。TV局ももう少し工夫をした方がいい。ここまで来ると、もはや恐怖映像とは言えない。お笑い映像以外の何ものでもない。ところでこの、貞子と伽耶子・・・両名とも小説の登場人物でありその後、2作品とも映画になっている。貞子は「リング」 伽耶子は「呪怨」である。ところがこの、リングと呪怨検索してみると「リング」では作者として鈴木光司氏が表示されるのに対し「呪怨」で一番上に表示されるのは、清水崇監督である。作者の大石圭氏ではない。一方の「リング」、中田秀夫監督は鈴木氏の次に出てくる。つまり、リングは小説、呪怨は映画。・・・という事なのだろうかね。だがね・・・呪怨という小説。俺はこの本が一番怖い。ページをめくるのが怖かった記憶すらある。先を読むのが怖い・・・こんな小説、あまりないだろう。ああ、余談ですが電車の中で読んでいて、笑いすぎて先に進めない本・・というのもあったな。かんべむさし氏の「水素製造法」という短編なのだがこの本にはマイッタ。何しろ、電車の中で読んでいて笑いが止まらなくなってしまったのだから・・。先を読むのが怖い。ある意味この本もそう言ってもいいのだろう。※ 登場人物 ※清水崇 映画「呪怨」監督大石圭 小説「呪怨」作者鈴木光司 小説「リング」作者中田秀夫 映画「リング」監督かんべむさし 小説「水素製造法」作者
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