はるるっぴさんのブログ

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真実と虚構を見分ける(復刻版)

今月、平日に休みを取ることができたので、
数年ぶりに証券会社の株式特別セミナーに参加した。


専門家数人による3時間くらいの話だったが、参考になる話はなかった。(-_-;)


この話を聞いて、どうするのだろう?


と思った。


ただ、ひとつだけ株式投資の参考になることがあった。


会場が満席だった。(これだけ)


「本当の投資チャンスは、証券会社の株式セミナーの会場がガラガラのとき」


と昔の日記に書いた。


バーゲンハンターの長期投資家にとっては、
今は本当のチャンスではないのでしょう。


豊島 逸夫の手帖によると
プラチナの現物は、バーゲンセール中とある。


素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)


昔書いた日記の復刻版。


投資では、真実と虚構を見分けることがとても重要になる。
投資に限らず、真実を探さないと経営も失敗する可能性が高くなる。


ある食品関係の中堅企業の経営者に聞いた話によると


「われわれ同業者でも中国にビジネスチャンスがたくさんあると聞いて
中国に進出した会社はたくさんある。」
「実態をよく調べないで中国に進出した会社は、ほとんど失敗したよ。」


と教えてもらったことがある。


真実を調べないと失敗する例かもしれない。


真実を知っている人と知らない人では、投資の成果でも差が出てくる。


「相場は虚構で動き、真実に収斂する」ことがよくある。


ニュースなどの表向きの情報を鵜呑みするのではなく、
その報道を出す側の意図を考える。


また、ニュースの裏側でマーケットを攪乱するヘッジファンドの動向を知らないと
資産防衛することは難しい。


表の出来事だけを見ていては上手くいかない。
その裏側にある真実に近づかないといけない。


世界金融危機についても、表向きに発表されたことしか知らない人は多い。
「虚構に隠された真実」を知っている人にはめったにお目にかからない。
だから、長い目で見れば、ほとんどの人は投資で失敗する。


真実と虚構を見分ける例として、地球温暖化問題を例に考えてみたい。


地球温暖化問題は、御用学者によると、毎年温暖化がすすんでいるとされている。


しかし、日本の東北大学の工学部やドイツの有名大学の南極での詳細な調査によると
地球は、温暖化が進んでいるのではなく、どちらかといえば、氷河期に向かっていると
発表している。


中部大学の特任教授でもある武田先生も同様の主張をされている。
正しいことを言っているので、説得力がある。


詳しくは、「地球温暖化」「地球温暖化に対する懐疑論」
(ともにWikipedia)


地球温暖化問題が正しいかどうかは別として、
少なくともみんながそう言っているからといって、それが正しい訳ではない。


歴史上のガリレオの地動説やダーウィンの進化論も当時は、異端児の意見だった。


真実は、理論のしっかりとした少数派であることが多い。
真実を知らないで、地球温暖化をテーマに投資すると失敗する。


投資と直接関係のあるところでは、アベノミクスで円安になり、株価も上昇して
良かったとする話について(虚構)


円安になると輸出が増えるので結構なことだと聞く。
しかし、輸出するのに原材料の輸入が必要になる。


円安が進行する中で、原油価格が再び上昇し、ガソリン価格も上昇すれば、
エネルギー価格が上昇し、内需企業を直撃する。(日本は内需企業が多い。)


震災以降、ほとんどの原発が稼働していないのでそのダメージは大きい。
また、日本のグローバル企業は、生産設備の多くを海外に移転しているため、
一昔前のような円安メリットはなくなっている。


アベノミクスで景気はよくならない。(それどころか厳しい現実が待っている)
将来、多くの人々が真実を知ることになれば、株価は下がるかもしれない。


相場の格言:「知ったらおしまい」


海外旅行に行くとヒントがある。円で買えるモノが少なくなっている。
海外に行けば、日本人は貧乏になっていることに気づく。


日経平均株価でも、PER16倍で割安と聞くこともある。(表向きの話)
しかし、日経平均の寄与度トップ銘柄ファーストリテイリングのPERは約50倍(・o・)!


アベノミクスで景気がよくなるといった虚構を多くの人が期待しているときはよい。
しかし、将来金融緩和の副作用で長期金利が上昇してしまうと、
国内銀行の含み損や政府の巨額の累積債務などの「真実」が注目されるようになる。


そもそも


「金融緩和で景気は良くならない。」


これは金融の常識です。


短期・中期の相場は、虚構で動きやすいので、それも理解したうえで
投資家は、真実を見据えて投資行動したい。


真実と虚構を区別し、両方をバランスよく理解したいもの。


いきつくところは、真実になる。


相場の裏を見ることができて
はじめて投資のスタートラインにたつことができる。


常識に疑いの目を持ち
真実と虚構を見分ける実力をつけたい。


・・・


さて、松本幸四郎主演の「ラ・ マンチャの男」が上演される。
自分の行ける日のチケットが手に入ったら行きたい。


「事実は真実の敵なり」


「一番憎むべき狂気とは、あるがままの 人生に折り合いをつけて、
 あるべき姿のために戦わないことだ」


この2つのセリフも有名。
個人的にも好きなセリフです。


今日の日記の「真実と虚構を見分ける」と「事実は真実の敵なり」とは
つながるところもあるので、「事実は真実の敵なり」についてネットより
わかりやすい解説を引用する。


(以下ネットより引用)


「事実は真実の敵(かたき)なり」は、セルバンテス作「ドン・キホーテ」の中の言葉で、
ミュージカル「ラ・マンチャの男」の台詞にも使われています。


昔から好きなこの言葉は、年を経るにつれて重みを増して来た様に感じます。


真実はいつでも一つであり、絶対普遍的なものです。
しかし、事実は沢山あり、一つの真実も、それを百人が見れば

百通りの事実が出来上がってしまう。


例えば、夜間に二百キロの距離を毎晩往復している車があったとします。
その車を夜しか見ない人が「あの車、いつも走っている」と言えばそれは間違いなく
事実であり、昼しか見ない人が「あの車、いつも止めてある」と言えばそれも事実です。


ランチはいつも空いていて、ディナーはいつも満席で結果黒字の店があったとします。
ランチしか行かない人が、「私は毎日店に行くけどいつもガラガラ」と言えばそれは

事実であり、ディナーしか行かない人が「私は毎日店に行くけどいつも満席」と言えば

それも事実です。


ある人に対して優しい人が、別の人に対しては冷たいという事は往々にしてあり、
その場合、「優しい人」も「冷たい人」も事実です。


事実だけを根拠にしていると必ず公平さを見失う。
事実の奥にある真実を見失って、ここぞという時に判断を誤ります。
いつも真実を求めて、客観的に相反する事実を分析した上で判断するべきだと思います。


もう一つ、「ラ・マンチャの男」の中でセルバンテスが言う名言。


「一番憎むべき狂気とは,あるがままの人生に折り合いをつけて、
 あるべき姿のために戦わないことだ。」


事実と真実を表現する為に言葉を変えれば、


「一番憎むべきは、都合の良い事実だけに折り合いをつけて、
 真実を求めようとしないことだ。」となるのではないでしょうか。


(ネットより引用)


投資をするうえでも、参考になる。


投資家にとって真実を知ることは大切。
ただ、真実を知ることはできないことも多い。
しかし、真実に近づくことはできる。



1件のコメントがあります
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    こんばんわー。毎回、読ませていただいています。多分5年くらいになるのでしょうか?

    今回のコメントも深いですね~。これからも、「ひとり言」聞かせてください。

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