ある生命会社のお客でもあるが、数年前のパンフで社長が交代したとあった。
新社長「旧社長には、会長になっていただき、高所、大所の見地からご指導を・・・・・」とあった。
私は、何をいいたいのか。
日本の社長の決め方は、封建的である。・・・・・・・一般に。
代表取締役とは、取締役のなかから互選で選ばれる。・・わたしの古い知識では、そうなっている。
ところが、実際は旧社長のご指名がほとんどである。・・・これが問題だと私は思っている。
あるひとをご指名する根拠が、ゆがんでいる。
解説します。
会社によっては、社長職の任期が4年、5年、または8年と慣習化している。
新社長は、常務クラスから選ばれる。
8年任期を例に取る。
現社長が65歳
常務が57歳だとこの常務を社長にすえると、この常務は8年後に65歳になる。
現社長は、8年間会長職にとどまれる。
したがって会長職を退いた後、相談役に8年居れる。
社長、会長、相談役を8年サイクルでまわす。・・・・・・ふざけた話です。最後は社葬です。
57歳の常務は、ある日、突然社長に呼び出される。
何事かと社長室に入れば、専務、副社長を飛び越えて社長に指名される。
だから現社長が会長になったあとも会長に忠誠をつくす。
社長を株主に公開された状態で選ぶという考え方もある。
そして株主の質問に回答してもらう。
東芝の歴代の社長がどういう過程で選ばれたものかは知らないが、
責任をとって退職金を自主返納してもらいたい。
土光さんが、泣いているよ。
幸い、株価は、きょうは大きく反発した。
株は持っていないが、東芝は、日本にとって大事な企業である。