あの体育館は、こうなる。たぶん。

ゴルゴダの丘さん
ゴルゴダの丘さん

アベチャンは、規模や総工費を決め、デザイン、設計、建築を一体化した国際コンペをする。


・・・・・と新聞に書いてある。(読売新聞 7/18 朝刊)


この考え方には、大賛成です。

このプランだけで、着工もしていないけど工期が半年以上縮まっています。


一般に物を作る手順・・・・・(独断)


1、デザイン・・・・・・建物のイメージのようなもの


2、基本設計・・・・・イメージを建築基準法や他の行政法に則り、ある程度の詳細な建築図を作成。


この1と2が一般に一級建築事務所がおこなっているもの。


3、実施設計・・・・・建築業者が工事を行う際、基本設計よりももっと詳細な建築図を作成。

          ここには、いろんな局面、局部の詳細な寸法が明記される。


3が建築業者(ゼネコン)の重要な担当。


この3の図面で、鉄骨、セメント、窓、空調設備の配管などが明記されるので、現場のおっちゃんには

もっとも大事な図面になる。


この1から3にさらに総工費をセットし、工期もセットされる。


以上から何が言えるか。


アメリカの業者では、無理。

なんで?

技術は可能、しかし、現場で働く職人を確保できない。さらに見積もりができない。

各資材を日本で調達するには、日本の実勢価格を知らないとできない。

まさかアメリカから全部連れてくるというわけにはいかない。

そして、もっと重要なこと。

日本は地震大国である。耐震補強の最新知識が必要である。


以上の観点から必ず以下のようになる。


パターンA

大手設計事務所 + 大手ゼネコン(1社) + 准大手ゼネコン(1ないし2社)


パターンB

大手ゼネコン + 準大手ゼネコン2社


大手ゼネコンも大手設計事務所も都内在住。


パターンC

デザイン(外国)+大手設計事務所 + 大手ゼネコン + 準大手ゼネコン



※ 職人を50ヶ月の工期で確保できるのは、都内に本拠地を置く業者でないと無理。


※ 短期間で基本図にもとづいて積算するには、大手ゼネコンや大手積算事務所でないと

  できない。おそらく積算時間は、一ヶ月程度は必要だろう。



コンペ段階では、3の実施設計は必要ありません。


1と2を決めてから、3を想像して、工期、実施予算を組みコンペにのぞむ。

コンペの準備期間が半年しかないので、パターンCはきつい。

よっぽど親しい外国人なら別だが。


すると

みんなが知っているゼネコンと日本の超一流の設計事務所とのタイアップが最も考えられる。


コンペ参加チームは、実質、3グループ程度になるか!










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