morioteruoさんのブログ

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投資顧問無料GCAサウ"ィアン

2174 GCAサヴィアン
日本と米国を中心に活動するM&Aアドバイザリー会社。母体の一つであるGCA株式会社は、KPMG(世界4大会計事務所=Big4の一角)出身の公認会計士である渡辺章博と、三井銀行(現・三井住友銀行)出身でユニゾン・キャピタルの創立メンバーの1人である佐山展生が創設した。ワールドの経営陣による企業買収(MBO)や、阪急ホールディングスと阪神電気鉄道の経営統合(9042阪急阪神ホールディングス)に関与した。
08年3月、米国のSavvian LLCと経営統合しGCAサヴィアングループとなった。12年12月に持株会社体制を廃止、13年4月より現商号。
15年4月までに公表された世界のM&A市場は、案件総額1兆300億ドルで、前年同期の+20%と成長している。また8年ぶりの高水準と事業環境は良好。
同社はこうした背景から受注案件を積み増して好業績が期待できる。
今期(15年12月期)は、第1四半期に期ズレ案件が発生したことで、低調スタートになっている。
第1四半期実績は、売上高17億円(前年同期比△22.2%)、営業利益0.1億円(△90.6%)、経常利益0.3億円(△78.7%)、純利益0.2億円(△75.1%)、1株当たり純利益0.8円実績だった。
しかし、この減収減益は、第2四半期に含まれる4月1日にクロージングした案件があり、売上高7.8億円規模と大型、これが第1四半期にクロージングしていたと仮定したときの1Q実績は、売上高24.8億円(前年同期比+13.0%)、営業利益7.9億円(+345%)になり、1Qから増勢の好決算と見なすことができる。
また会社側は、受注残が高水準になっていることのほか、クロージング時期が第2四半期以降の案件が多いとして、第2四半期以降の業績が良好になることも示唆している。
日本ではコーポレートガバナンスコードが導入され、欧米のようにM&Aの推進、M&Aアドバイザーの選定プロセスの透明化が進み、同社のように実績、規模のある独立系のアドバイザリーには、いっそう勝機が高まるとポジティブに見通している。
会社側は通期の業績見通しを開示していないが、市場コンセンサスは、売上高130億円(前期比+0.2%)、経常利益30.2億円(△15.8%)、純利益19億円(△15.6%)、1株当たり純利益74.4円予想となっている。
再び減益だが、これは前期の営業利益で16億円のメザニンファンド成功報酬の落剥によるもので、主力のM&Aアドバイザリーは順調と評価できる。
第2四半期以降の業績変化の大きさから見直しの買いを集めると期待している。
買いメドは1635円程度まで。想定の取り組み期間は1週間強程度。想定目標株価@1850円付近への上昇を期待。
一方、損切りについては1350円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
なお、第2四半期決算発表が7月29日に予定されている。好業績が期待できるので、29日の発表翌営業日の30日の寄り付きから売りぬけるようなトレードがいいと思っている。しかし、安全策でいく場合は、27~28日の高値局面で換金売りを行って、ポジション軽減や手仕舞いを終えることで短期下落リスクは解消できる。
あくまでも参考記載だが、今後1年程度の中期Holdなら、フシ目の2000円に迫る震災前水準に戻すと期待している。
(17日終値@1591円に対する目標株価の想定上昇率+16.2%前後。)
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