昨夜のダウはかなり大幅に2日続伸となりナスダックもかなり大幅に2日続伸となった。アメリカは11日のユーロ圏財務相会合で債権団が金融支援再開を承認しギリシャの銀行破綻やユーロ圏離脱が回避されるとの期待から相場を押し上げた。イエレンは講演で今年後半のどこかで利上げを始めるのが適切としたうえで労働市場は依然として弱いと懸念を示した。利上げも引き続きどうなるかわからない展開が続きそうだ。ダウやナスダックは5日線を上抜け下げ止まりの雰囲気かもしれない。
欧州はかなりの大幅続伸となったギリシャは取り引き停止中。ギリシャが提出した新たな財政再建案が欧州連合側の要求に大きく譲歩したことから市場心理は好転した。債権団側の専門家もギリシャの財政再建案に前向きな評価との事でいよいよ合意の期待が高まって来た。どうなるかわからないが相場の雰囲気としては合意される事が前提の買われ方と見る。特にドイツやフランスは約3%も上げている。
一方CME は20110とかなりの大幅高で戻っておりこのままギリシャ支援が決まれば月曜の日経は暴騰で寄りそうだ。もちろん合意無しなら厳しい展開が予想される。米ドル円は更に大幅に円安に振れている。なんと言ってもギリシャ支援がどうなるが鍵であり合意なら日経は21000ぐらいはすぐ抜けるだろうと個人的には思う。ここ数週間世界の株価が散々ギリシャで売られており中国ももちろん例外ではないだろう。これがもし解決となれば中国株安が後退する中で目立った売り材料はなく上しかないと思う。ちなみに個人的には中国はかなり楽観視している今回の事で中国が株価下支える為なら何でもやる事がわかりまた下げて来たとしても更に手を打つだろう。特に5%以上保有者の6ヶ月株式売却禁止とか反則レベルであり中国は当面上げるのではないかと思う。
個人的にはギリシャ次第だが合意なら月曜は寄りから拾う。合意無しなら利食いこれしか思いつかない。CMEレベルだがとりあえず5日線と75日線を上抜けて来ており雰囲気は悪くない。日本株は今週かなり売られており個人的には拾いたくて仕方ない。
