7月8日 今日もまた・・・昨日もいた。一昨日もいた。その前の日も・・・その前の日も・・・そのオヤジは、毎日そこにいた。オヤジが出没する時刻は、12時~13時。場所は、ガード下。上を、幹線道路が通っている。通行人もまた多い。そのガード下には両脇に縁石があり、無理すればそこに腰掛ける事も可能である。オヤジは毎日決まった時間、そこに腰掛けていた。腰掛けて・・・・・弁当を食っていた。オヤジは思った。『あんまりジロジロ見るんじゃねぇ~よ』それでもオヤジは飯を食い続ける。そんな中・・・園児を連れた母子がそのオヤジの目の前を通りかかった。子供は好奇心が強い。何か言いたげにオヤジを見つめている。隣の母親が言う。「ダメ!見るんじゃありません。」オヤジは思った。『人をバイキンみたいに言いやがって』毎日の雨で、昼食場所である公園を奪われたオヤジはこの場所・・・雨を凌げるこのガード下で、昼飯を食うしかなかったのだ。オヤジは思った。『何も、好き好んででこんな場所で食ってるワケじゃねぇ!』この、梅雨がいけないのだ、梅雨が。毎日雨じゃねぇかよ、ちくしょ~~め。オヤジは思った。『今日も雨かよ』俺は呟いた。「またガード下だ」PS姉妹作→ガード下の青年