自分だけは大丈夫!何の根拠のないのに、そんな風に思ってはいないだろうか?俺はそう思っていた。「自分だけは大丈夫」しかし、そうではなかった。なぜ、俺なのよ?・・・と、気づいたのだ。たとえば・・・・そう・・・オンラインゲーム。オンラインゲームで4人同時プレイをやったとする。この場合の同時プレイはあくまでも、協力プレイということだ。当然敵がいる。俺以外の3人は、勇敢に戦っている。チームの為に必死こいて戦っているのだ。俺は・・・というと・・・必死に逃げている。ハアハア・・・ここまで逃げれば大丈夫だろう。戦いは3人に任せて、俺は逃げよう。これは戦略だ。戦いに慣れていない俺がノコノコ出て行って簡単に殺されたらどうなる。これは生き残りプレイだ。死んだら死んだで、チームに迷惑がかかる。だから俺は逃げるのだ。その方がチームの為なのだ。ふむふむ、なるほど。ならお前は、どうしてこの世界にいるのだ?という話もあるだろうが、それはどうでもいい。理由はどうあれ、ゲームの世界にいるのだからそれはそれで仕方がないのだ。さて・・そんなこんなで俺は逃げている。大きな魔物が3人と戦っている。俺はそれを遠目で眺めている。え?その時、一番遠くにいて戦闘に参加してない俺と、その魔物の目が合った。え?ま、まさか・・・だよな。次の瞬間戦ってる3人は無視して、その魔物は俺に向かって突進して来た。俺は死んだ。逃げてるだけにもかかわらず・・・死んだ。戦ってる3人は思っているだろう。「アイツ、何やってんだ?」俺は思った。なぜ、俺なのよ!!何で俺じゃないといけないんだよ!だって俺は戦ってないじゃないか!?お前(魔物)に危害を加えてない唯一の人物。その俺を何で狙うのよ!しかし、死んだ。これが事実だ。戦いに参加してない俺はただ一人ゲームの世界から消えて行く。以上の話はあくまでも、ゲームの中の話である。ところが・・・似たような事が、この現実世界でも起こったのだ。それはまさに上のような出来事で「何で俺なのよ」と思うと同時に「自分だけがダメだった!」・・・と、思うような出来事であった。それについては、また後日。