「上海総合株価が驚異的な下落を引き起こしている」
要因は数多くあろうが20数年前に日本で起きたのと同じバブルの破たんであろう。
政府が金融機関に土地融資を厳しく指導、金融機関から借り入れが難しくなった開発業者が高利で個人から借り入れる。
その金利は月利2%、年率換算で24%の高利だ。日本では消費者金融の金利より高い水準だ。
高金利目当てに個人の貸し手は、親兄弟、親戚、友人知人などから金を借りて開発業者に貸し付ける。
いわゆる「股貸し」だ。
それでも土地価格が上がり続けるなら回転が効くが、不動産価格が急落し投機目的で購入したマンション群にはほとんど住人が住まず、工事中だった多くの建物が建設途中で放棄され巨大な廃棄物が林立している様に。
不動産価格の暴落、株価暴落、企業や個人の破産がこれに続く。過去の日本と全く同じ道をたどっている。
人影が全く見えないマンション群