kabukabumanさんのブログ
暇人の日記(先入観は見えない大敵)
株は心理戦と言われる様に、強いメンタルは勝者になるための必須条件です。
勝者に必要な条件 ➡「努力+技術+強いメンタル」
因みに強いメンタルとは主に以下の様なことを指すと思います。 (解決策の例)
○周囲の意見に流されない(場数を踏み経験を積む・経験を記録する・相場の歴史を学ぶ)
○先入観を持たない(多くの場合自覚が無いので非常に厄介 → 解決策は自覚すること)
○後悔しない(売買基準に関するマイルールを作りそれを順守する)
ここでは株式投資を行う際、殆ど自覚が無い先入観(バイアス)について触れてみます。
(表題は川柳調にしてみました^^)
◇バイアスが 掛かる買い物 buyは明日
欲しい銘柄があると、誰でも事前に調査・分析を行いますが
元々買いたい気持ちが強いので、自分では気付かないうちに好材料を高く評価し
悪材料は軽視しがちになるものです。
つまり調査・分析を行う前に、良い銘柄だという先入観(バイアス)が公正な判断の邪魔をするため
買ったら下がるという現象がしばしば起こるという訳です。
買いたい気持ちが強い銘柄ほど逸る気持ちを抑え、評価は7掛けくらいが妥当だと思います。
◇時として 投資を邪魔する 記憶力
過去の高値や安値を覚えていることをアンカリングと言いますが、これもバイアスの一種で
株を買おうとする時に、どうしても過去の株価と今の株価を比較したくなるものです。
例えば「今の株価は過去の安値よりう~んと安いから割安だ」とか
「過去の高値よりずっと高いから割高だ」などと誤った判断を下す可能性があります。
従って、株価の水準に大きな変動がある銘柄は、業績の推移や地合いの変化などをしっかり調べ
総合的に判断しなくてはなりません。
◇含み益 一夜明ければ 含み損
含み益は利益を確定させるまで本当の利益ではありません。
ですから、含み益が生じただけで儲かったと喜ぶのは勝手な思い込みに過ぎませんし
含み益を当てにして買い物や旅行などをすると、しばしば後悔することになります。
逆に、含み損は確定させない限り損失ではないと感じる人も居られると思いますが
株価が買値に戻る保証は何処にも無いので、含み損は実損と考えるべきです。
但し、何れのケースも楽観的な思考であることに変わりはなく
投資の障害になり易いので注意が必要です。
◇ポジションを 持った途端に ポジティブに
ノーポジの時は公平な立場で判断出来ますが
多くの人は、一旦ポジションを持つと悪い意味でポジティブになる傾向があります。
例えば自分が保有する銘柄に対して否定的なコメントやニュースには目を背けたり
多少不安があっても、肯定的な情報に接すると安心してしまいます。
この様な人は、株価がジリジリ下げ続けても、そのうち反発する筈だと楽観的に受け止め
100円下げても翌日10円上がるとホッとする人です。
実はこれもバイアスの一種で、無意識に都合の良い情報だけを受け入れるたくなるのですが
こういう人が株式投資をすると含み損を抱え易く、悪いナンピンで傷口を広げることが多いので
ネガティブな情報こそ重視する様心掛けるべきだと思います。
因みに、銘柄に惚れ易い人は特に要注意です。
以上、自分で気付かないうちに犯している過ちを幾つかご紹介しました。<(_ _)>
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