ヒロろんさんのブログ

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量的緩和の金融相場はゼロサムゲーム



6/4の日経夕刊に、バーナンキ氏「株割高否定」と題し、1か月前、現議長イエレン氏が発言した「かなり割高」を否定しました。

どちらでも良いことで、要は現在どの地点に立っているかなど後になってみなければわからないというのが真実。グローバル市場は科学的にフラクタル性があることがわかっているのでどうしようもありません。ちなみに私個人的には経済学は科学だとは思っておりません。

それよりももっと重要な事は、金融緩和で押し上げられている日米欧の株価は金融相場であって、ゼロサムゲームであるということ。

ということは割高であろうが割高でなかろうが、どこかの段階で含み益を根こそぎかっさらっていく者が出てくるということ。自分は勝ち組であると思っていても情報の非対称性はまぎれもない事実。本来、下落に転じたら1989年から約20年以上続いた下落相場に見るように普通の人の感覚ではこれほど長いトンネルを長期投資だからといって待てるわけがありません。

従って、金融政策として資産効果を高めたいリフレ派は是が非でも右肩上がりを演出したいというのがキーポイントでしょう。そこでGPIFも国民の富を株式相場にどんどんつぎ込んでいくから押し目らしい押し目もなく上がっていく人工的現象もみられ始めましたが、受取世代が多くなってきたらどうするのでしょうか?

通貨発行権のある中央銀行は札を刷っては、国内株をどんどん買いまくっていくのでしょうか?そうしないと右肩上がりを演出できませんから。国債ではそれをやっていますから、国債市場では中央銀行は負けるわけがありませんが、国内株式相場でも同じ理屈でしょうか?




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